パ・リーグで首位争いを続ける好調・西武。その立役者のひとりとなっているのが、今季ブレイクした22歳の黒田将矢だ。13試合連続無失点など好リリーフを続ける右腕はなぜ覚醒したのだろうか。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 黒田将矢は、西武ライオンズのリリーフ陣の一角として、今季着々と台頭しつつある。

 最速154キロ、アベレージ150キロ前後にまではパワーアップした快速球にスライダー、そして140キロ前半をマークして落差鋭く地面に突き刺さる切り札・フォークボールを武器に、ここまで13試合に登板して無失点(※5月20日時点)。

 殊に、ピンチでも三振を奪ってきり抜けられる投球で、少しずつ、一軍首脳陣の信頼を積み重ねているようだ。

「黒田は、種市(篤暉・投手・千葉ロッテ)が投げているのを見て、あこがれて、お手本にしたいと、ウチに来てくれたんですよ。その黒田の姿を見て、今度は、金渕(光希・投手・横浜DeNA)が入ってきてくれて……3人とも身近に目標を捉えながら頑張ってくれました」

 八戸工大一高・長谷川菊雄監督が振り返ってくださった。

「黒田が中3の時に、本人とお母さんに初めて会ったんですが、とにかく、むちゃくちゃ気合いの入ったお母さんで、『何をしても構いませんので、将矢をプロ野球選手にしてください!!』って、こっちのほうがビックリしました。本人の『よろしくおねがいします!』の言い方にも覚悟のようなものを感じたので、こりゃあ、こっちも気合い入れんと……って、最初からプロ入りを大前提にして、厳しく指導させてもらいました」

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