2026年のペナントレース、開幕から4連敗を喫するなど苦しいスタートとなってしまった横浜DeNAベイスターズだが、まだまだシーズンは始まったばかり。28年間、遠ざかっている悲願のリーグ優勝を果たすために今季重要になってくるものとはなにか。
「僕はディフェンスやと思っています」
こう断言するのは、今季、一軍内野守備走塁戦術・育成兼ベースコーチに就任した藤田一也である。
打撃のチームだからこそ守備をしっかりと
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「うちのチームの持ち味はバッティングなのは間違いないのですが、打撃は水物と言います。僕は守備にもスランプはあると思うのですが、考え方や準備、予測をしっかりしておけば波は小さくできるので、そこはしっかりとアドバイスしていきたいと思っています」
“ハマの牛若丸”と呼ばれ、守備の名手として鳴らした現役時代。2023年に引退すると指導者へ転身し、今年で3年目になる。現役のときとはまた違う、深みのある表情で藤田コーチはつづける。
「打撃を活かすためにも、守備で流れを持ってくる。これは僕の現役当時のプレースタイルでもあるのですが、守備で野球の流れってむちゃくちゃ変わるんです。例えば、攻撃が三者凡退で終わった裏の守りって『なんか嫌やな』って感じたりして、そこでファーストプレーでエラーをしたりすると、流れが相手に傾いてしまうような状況を何度も経験してきました。
だから野手は、相川(亮二)監督がよく言うように、『取れるアウトを確実に取る』こと。流れを引き寄せる、流れを渡さないのは、やはり守備から。そういったワンプレーを集中して1年間つづけられれば、オフェンスにいい流れを作れると思っています」
複数ポジション選手が増えている
今季のDeNAは、春季キャンプで早めにシートノックを組み込んだり、特に内野に関してはオープン戦でいろいろなオプションを試すなど守備力強化に力を入れてきた。
印象深いのは、選手たちのユーティリティー性が高まっているところだ。例えば外野からコンバートされた筒香嘉智は一、三塁、昨年台頭した林琢真は遊撃、二塁、三塁、侍ジャパンのサポートメンバーに選出された石上泰輝は遊撃、三塁などを任され、他にも佐野恵太や京田陽太、三森大貴、田内真翔、ルーキーの小田康一郎、宮下朝陽、成瀬脩人などが複数ポジションでプレーしている。固定されている内野手は三塁・宮﨑敏郎、二塁・牧秀悟、一塁・ダヤン・ビシエドぐらいである。

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