Wソックス村上宗隆 開幕からバカ当たりの裏に“特別扱い”と一抹の不安

2号ソロの村上宗隆(C)共同通信社

 日本の元三冠王が新天地で好発進である。

 ナ・リーグの強豪の一角であるブルワーズとの開幕カードで3試合連続本塁打を放ったホワイトソックス・村上宗隆(26)のことだ。

 日本人ルーキーによる開幕戦から3戦連発は史上初、メジャーでは史上3人目の快挙だ。ここまで4試合で14打数4安打の打率.286、3本塁打、3打点とホ軍打線を牽引している。

 昨年11月にヤクルトからポスティングシステムによるメジャー移籍を表明した村上を巡っては当初、大リーグ公式サイトのFAランクで8位に評価され、総額300億円超の予想もあった。

 その一方で「三振率の高さ」「150キロ超の速球が打てない」「適応力のなさ」「拙守」などのマイナス要素も指摘された。

 チーム再建中のホ軍と2年約53億7200万円の短期契約を結んだことから、村上の実力を疑問視する声が少なくなかった。

一塁手で「ピッチコム」使用は異例

 周囲の低評価を尻目に新天地でのデビュー戦から浮足立つことなく、持ち前の長打力を発揮できているのは、先のWBCでの経験から「常に冷静にプレーできるようになった」ことが大きいという。

 試合前にはクラブハウスで相手投手の球種や配球を念入りに確認するのは当然として、今の村上が参考にしているのはむしろ自軍バッテリーだ。投手と捕手によるサイン伝達機器である「ピッチコム」を活用。この「ピッチコム」はバッテリー以外では野手2人の装着が認められ、センターラインの守りを強固にするため、二遊間か中堅手が使用するのが一般的だが、さる特派員がこう言った。

「メジャーリーガーの打球処理に不慣れなこともあって、村上は一塁手でも特別に使用を許可されているのです。守備に就いている際は、自軍バッテリーのピッチコムのやりとりに耳を傾け、守備に利用するのはもちろん、打者や状況に応じた配球を観察して自分なりに研究している。開幕からマスクをかぶっている22歳のクエロはメジャー2年目ながら対戦相手の研究・分析を欠かさず、リードには定評があるだけに、村上も参考になっているのではないか」

 村上がここまで打った3本塁打のうち、第1号と3号は、相手投手の決め球である変化球を捉えたものだ。

 まずは順調なスタートを切ったが、このまま本塁打を量産する保証はどこにもない。

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 いったいなぜか。 【続きを読む】Wソックス村上宗隆は“弱点”改善されず…チーム事情含めクリアすべき課題がてんこ盛り ではそれらについて詳しく報じている。

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