相川監督も笑顔「いいですね。体が大きくなってほしいですね、まずは」

 DeNAの育成新人・清水詩太内野手が9日、1軍キャンプで行われた青白戦に参加した。7回に二塁の守備で登場し、安定した動きを披露。2打席に立ち安打は出なかったが、1軍の空気を味わった。そんな18歳が9回の守備で見せた姿が、にわかに話題を呼んでいる。

 9回、マウンドには馬場が上がった。2死から田内を三ゴロに仕留めてチェンジとなったが、この際にバットを粉砕。折れたバットが二塁を守っていた清水詩の近くに飛んできたのだ。

 すかさずバットを拾い上げると、折れた面を自分の方に向け、両手を添えて最後まで丁寧にボールボーイへ渡してペコリ。ごくごく自然に行っていたが、このシーンはSNS上でも盛り上がった。しかし清水詩にとっては京都国際高時代から染み付いた振る舞いだった。

「相手が怪我したらダメだなっていうので、ちゃんと持った方がいいと思いました。そういうところもしっかりやれっていうのは、高校の監督さんから言われていました。落ちているゴミを拾うなど、そういうことで徳を積むのが当たり前やからって。自分は野球の神様はいると思っているので、チャンスとか大事になった場面で神様に見放されないように、日頃からそういうところをしっかり意識してやってます」

スカウト陣も絶賛の人間性「なかなか高校生にはいないレベル」

 今年の新人で唯一の高校生であり、チーム最年少だが、入団会見の際にスカウト陣が「言葉遣いや連絡のやり取りが非常に丁寧で、なかなか高校生にはいないレベル。礼儀正しい」「字もきれいで、お父さん、お母さんのしつけの良さだと思っています」などと絶賛した“人間性”。実戦初戦でいきなり垣間見えた。

 希望溢れる高卒ルーキーに、相川亮二監督も「いいですね。もっと体が大きくなってほしいですね、まずは。彼の良さというか期待するところはまだ分からないですけど、これからどんどん作っていってくれればいいと思いますし、こういう経験をどんどん繋げていってほしいです」と目尻を下げた。

「慌てずにまずはしっかりと体を大きくして、そこから順番を間違えないように成長していきたいです」と清水詩。7日に高校を卒業したばかりの18歳は、初々しくも頼もしかった。

(町田利衣 / Rie Machida)


NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball