埼玉西武ライオンズでクローザーとして194セーブを挙げた増田達至さん。2024年限りで12年間の現役生活に別れを告げ、今年4月からは筑波大学大学院に入学することになった。実績ある元守護神はなぜアカデミックな道を選んだのか。プロ野球選手の大学院受験のリアルとはーー。NumberWebのインタビューに語った。〈全2回の前編/後編を読む〉

 スーツ姿で颯爽と球団事務所に現れたのは、埼玉西武ライオンズでクローザーとして活躍した増田達至さん。2024年シーズンをもって12年間の現役生活に別れを告げ、現在は球団に所属しながら今春入学が決まっている大学院への進学準備を進めている。

 現役時代はクローザーとして通算560試合に登板して194セーブを記録。2019年には最優秀バッテリー賞を受賞し、ライオンズのリーグ優勝に貢献した。2020年には最多セーブ賞を受賞。200セーブ記録の達成を目前に、惜しまれながら引退した。

 2025年6月、受験のための書類を提出し、その後、面接試験を受けて筑波大学の大学院に合格した。最近では入学までに必要な講義を受けるため、週に2日ほど自宅から片道2時間半かけて電車で大学に通っているという。

 実績があり、指導者としても期待される元守護神はなぜ、大学院進学という道を選んだのだろうか。

「引退して、少し落ち着いた頃に球団と話す機会をいただきました。そこで、球団に残れることが決まり、その上で今後、スタッフとして球団に尽力するのか、もしくは外部で勉強をし直すかと、いくつか選択肢を提案してもらいました。『もっとコーチングに関しての知識を得たい』と思っていたところでしたので、大学院で勉強したいと伝えました」

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