──ワークショップがきっかけだったんですね。そのワークショップを経て、Fビレッジのコミュニティにはどのような変化があったのでしょうか?

もともと、Fビレッジにかかわってくださっている皆さんの思いを可視化したい、という意図で実施したワークショップでした。参加者の「こんなふうになるといいよね」という意見を、ライブドローイングで可視化し、構想のイラストもでき、それぞれのやりたいことを共有したのです。

ワークショップを通して描かれた構想。

ワークショップを通して描かれた構想。

ただ、実際にアクションに向かうにあたり、参加者が「本当に自分ごととして捉えているか」は重要です。そこで、まずは月に1回集まって話す場を設けました。本当に思いのある人ほどコミットメントが高く、イベントを重ねるなかで、その姿勢がよりはっきり見えてきます。毎回、そうした強い思いをもつ人が発掘されていくような感覚がありました。

──そこから、具体的にどのような活動が起こっているのでしょうか。

「『Fビレッジと愉快な仲間たち』は、登録メンバーが150人ほどいます。例えば、Fビレッジに入居している店舗の方々や、運営に携わる企業の方、北広島市役所の職員の方などです。いままでつながっていなかった人たちがつながれる機運が、すごくあります。

また、コミットメントが高いメンバーは『このまちをどうにかしたい』『こんなことをやってみたい』という強い思いをもっていて、Fビレッジにはそのチャンスがたくさんあると思います。

町の景観をつくるガーデンサポーターや、季節のお祭りとしてのハロウィンイベントなどは、多くの地域で実施されているものだとは思いますが、新しいまちだからこその積極性が感じられます。地域のコミュニティは、何か一緒に動けるきっかけさえあれば広がっていくものです。その“すごくいいきっかけ”を、まさに『共同創造空間』としてFビレッジが与えてくれていると感じます」

今回のイベントも、「スポーツ観戦」「食農」「まちづくり」という、一見すると接点のなさそうな領域が交わることで、新たなコミュニケーションや共に取り組むべき課題が可視化されていた。

いくつもの川が合流して大きな流れを生み出すように、こうした交流が重なっていくことで、地域にはこれまでになかった可能性が生まれていく。

野球場にとどまらず、北海道だからこそ探求できるイノベーションの拠点として、そして未来に向けた持続的な価値創造の場としての、Fビレッジ。この流れが生み出すこれからに期待したい。

◉ フード関連のイベント

四国発・フードテック試食ラボ

・日時
2026年1月28日(水)〜30日(金)12:00〜20:00

・出展企業(6社)
セトラスフードテック(香川県)
XEN GROUP(香川県)
四国総合研究所/富士クリーン(香川県)
セツロテック(徳島県)
ウルバ(高知県)
ゆうぼく(愛媛県)

・会場
Sustainable Food Museum
東京都港区西新橋1丁目17-8 須田ビル1F

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