阪神時代の広島戦で、8回8失点、161球を投じた藤浪晋太郎。「さらし者やん。愛情だとは思えへんさすがに」と振り返る。

横浜DeNAベイスターズ

横浜DeNAベイスターズの藤浪晋太郎投手が22日、YouTube『JOH×ジョウチャンネル』に出演。161球を投げた伝説の試合について語った。

【今回の動画】藤浪が当時の本音を告白

■代打もなく「空気で察した」

それは阪神タイガース時代の2016年7月8日の広島東洋カープ戦。先発登板した藤浪は、序盤から崩れて失点を重ねる。

「確かに良くなかった。フォアボールも絡んでとかって感じだったんで。それに(当時監督の)金本(知憲)さんがプチンとなって、“最後までこの試合責任持って投げろ”みたいな。(直接は)言われてないです。 でも6回とか7回で100球超えてて、代打が送られなかった時点で、これは最後まで投げさせられるんやなって感じだった。空気で察した」。

結局、8回161球8失点で降板し敗戦投手となったが、藤浪は「9回も上がると思った」という。

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■愛情とは受け取れず…

161球という常識外の球数。当時は「200球でも300球でも投げたるわ」と思った一方で、雨が降るコンディションのなかでの続投に、「仮にも当時、ローテーションを投げていたピッチャー。怪我してもいいと思ってんの? って思ってた」と告白する。

金本氏の“愛”の可能性もあるが、「受け取る本人は、到底そうとは思えない。さらし者やん。愛情だとは思えへんさすがに。あの試合で肘飛んで、肩飛んで、一生投げられなくなってたらどうしてたんやろとも思うし。別に恨んでるわけじゃないです。でも心境は、何くそって感じでしたね」と振り返った。

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■監督のストッパーも必要

この動画を受け、あらためて球数制限や選手の健康管理の重要性を痛感した。

藤浪が「怪我してもいいと思ってんの?」と不信感を抱くのはプロとして当然の反応であり、それが反骨心でかき消されてしまう環境は健全ではない。現場の指揮官が感情的になった際、それを止める組織的なストッパーが必要であることを、このエピソードは強く物語っているように感じた。

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