今季からメジャーリーグに挑戦する今井達也。アストロズとの電撃合意から約10日後、福岡で本人が所属先決定のウラ側を明かした。【全3回の1回目】

 ヒューストン・アストロズへの移籍が決まった今井達也。メジャー1年目に備えた2026年の本格始動に選んだ場所は、昨季まで本拠地だった埼玉でもなく、生まれ故郷の栃木でもなく、九州の福岡だった。

渡米、契約、帰国…なぜ福岡へ?

「アメリカで過ごした年末年始はなんだか不思議な感じでした。向こうはクリスマスが終わってもすぐにツリーを片付けないんです。ハッピーニューイヤー!となってもクリスマス感が残ってて、正月って感じはしなかったですね」

 現地で契約から入団会見までやり終えて日本に帰国したのが1月7日。翌日はベルーナドームへ挨拶に訪れ、その後所用を済ませてから11日には福岡入りした。

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 なぜ福岡なのか。目的はただ1つ。ある人物に出会うためだった。アスリートコンサルタントの鴻江(こうのえ)寿治が主宰する合宿、通称「鴻江キャンプ」に参加するためだった。今井は2023年1月以来欠かすことなく4年連続で足を運んでいる。

「鴻江先生とは、今年は行けるか行けないか分からないと話をしていました。だけど、やっぱりメジャーで戦う前の最終確認を直接見てもらって、直に話をしながらやりたかったから」

「12月末も具体的なオファーなかった」

 今井は、今オフに日本球界からメジャー移籍する選手の中でも最注目とされていた。現地でもメジャー内の大物FAランキングで常に上位に挙げられ、11月の頭から移籍先が決まるギリギリまで連日のように水面下で今井争奪戦が起きていると報じられた。カブス、ヤンキース、ブルージェイズ、フィリーズ、メッツ……一体どれだけの球団が候補に挙げられたか。総額300億円クラスの長期大型契約が実現するとも言われた。

 しかし当の本人は喧騒をよそに、日本でただただ待つだけの日々だった。

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