1990年、西武球場で3ランを放った西武・清原(左端)を出迎える(右から)秋山、平野、石毛、デストラーデ
Photo By スポニチ

 ここ数年間、直径約22センチのボールを巡る11人対11人の攻防を追い続けていた。1月の異動で、サッカー担当を離れ、握りこぶし大の白球が織りなすドラマを取材することになった。

 担当球団は埼玉西武ライオンズ。すでに新人選手の入寮取材、新人合同自主トレーニング取材など慌ただしい日々を送っている。サッカーとは取材スタイルはもちろん、見るべきところも全く違うので、慣れるのにも一苦労だ。

 ただ、ライオンズには不思議な縁を感じている。小学生時代、初めて生でプロ野球を見たのが西武球場だった。対戦カードは失念したが、当時はデストラーデ、秋山、石毛、清原…そうそうたる面々が名を連ねていた。サッカー少年だった記者が小学生だった90年代。プロ野球はあまり見なかったが、パ・リーグで西武の強さが際立っていたのは脳裏に焼き付いている。

 93年にJリーグが開幕し、ヴェルディ川崎の三浦知良、横浜マリノスのラモン・ディアスらスターに目を奪われ、カズダンスもマネした。ただ、球場で買ってもらったライオンズカラーの野球帽を毎日のようにかぶって登校していたのは覚えている。

 それから数十年ぶりに西武球場…、ではなくベルーナドームに仕事で足を踏み入れることになるとは夢にも思わなかった。小学生当時とは球場の様子も変わっているし、当時の選手はもちろん引退している。ノスタルジックな気持ちというよりは、むしろここが仕事場になるということで気持ちも引き締まった。

 サッカーの練習取材が1時間半程度だったことに比べて、野球はその倍以上。待つことが仕事とはいえ、取材リズムに適応するのが最初の関門になりそうだ。

 自己紹介がてら、私と西武ライオンズとの思い出をとりとめなく書きつづった。何年間お世話になるか分からないがプロ野球“界隈”の皆さま。どうぞお手柔らかに、新参者をよろしくお願いします。
(西武担当・河西 崇)

続きを表示

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball