
<花咲徳栄吹奏楽部>花咲徳栄吹奏楽部 (撮影・西川祐介)
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【君島圭介のスポーツと人間】
ド迫力の西武チャンテ~サスケのメドレー演奏
かつては断絶状態であったプロ球界とアマ球界だが、学生野球資格を回復した元プロが指揮を執る高校野球チームも増えるなど、厳密なルールの下ながら交流も盛んになった。
スタンドレベルも同じ。ロッテと習志野高校、楽天と仙台育英高校、花巻東高校、東北高校、オリックスと大阪桐蔭高校など12球団の中には地元の高校とのコラボ応援を企画し、チームの応援団と交流する機会を提供することも増えた。
花咲徳栄もまた、2年連続でベルーナドームに招待され、現地で西武の応援演奏を行った。
花咲徳栄といえば2017年夏の甲子園で優勝も飾った強豪校で、その吹奏楽部は魔曲「サスケ」を中心としたスタンド応援で有名だ。
現部長の竹内凜さん(2年)は「花咲徳栄吹奏楽部は活気溢れる部で、野球応援がしたくて入部する人が多い」と教えてくれた。
共学校の吹奏楽部は女子生徒が中心のイメージだが、花咲徳栄は3分の1が男子。野球応援に力を入れていることがその理由だ。なるほど「サスケ」の迫力は男子特有の力強い演奏から湧き出てくるようだ。
竹内部長自身はドラムを担当。女子生徒では珍しいが、小学生の頃から習うドラム歴7年の腕前だ。「私も甲子園で野球応援がしたくて入部した」と明かしてくれた。
「野球部を一番近くでサポートできるのが吹奏楽部。その期待に応えたい」と胸を張った。
その恩恵を受けるのは今や花咲徳栄野球部だけじゃない。2024年から2年連続で、ベルーナドームのスタンドでライオンズ応援団とともに地元球団である西武をコラボ応援している。
ナインの中でも花咲徳栄OBである西川愛也はとりわけ力をもらっている。西川自身も母校に帰った際は吹奏楽部を訪問して感謝を伝えるなど交流は続いているという。
吹奏楽部にも“おみやげ”はある。12球団の応援歌のなかでも人気が高い西武の「チャンステーマ4」を持ち帰ると野球部の応援に生かし、今や埼玉県の高校野球でも新定番となりつつある。
これも野球界のプロ・アマ交流と言えるだろう。スポニチのYouTube企画「とどけ!吹部ダマシイ」の撮影で花咲徳栄高校にお邪魔し、チャンステーマ4からサスケのメドレー演奏を生で聴いた。
それは体が熱くなるほどのド迫力だった。
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