全国各地に200以上の店舗を構えるゴルフ5は、12月12日(金)広島県東広島市に所在する複合商業施設「フジグラン東広島」内に「ゴルフ5フジグラン東広島店」をオープンした。当店は、最新モデルのクラブや人気ブランドウェアはもちろん、中古クラブの在庫は約4000本と地域最大級を誇る。
『「ゴルフ5フジグラン東広島店」が12月12日にオープンした』
『幅広いゴルフアイテムが取り揃えられており、中古クラブの在庫数は地域最大級を誇る』
そんな、当店の開店を記念して、12月12日(金)に元プロ野球選手の前田智徳さんがオープン記念スペシャルイベントに登場した。
前田智徳さんは、1990年に外野手として広島東洋カープにドラフト4位で入団し、2013年まで24年間広島東洋カープ一筋で活躍した。度重なる大けがもあったが、卓越した打撃センスで数えた安打は通算2119安打を誇り、生涯打率は3割を超え周囲からは「孤高の天才」と呼ばれた大打者だ。
そんな前田さんはゴルフの腕前も本格派。現役を引退してからアマチュア競技ゴルフに挑戦し、JGA(日本ゴルフ協会)にも登録、2021年には「中国ミッドアマチュアゴルフ選手権」で優勝。今年の11月に行われた「日本ミッドアマチュアゴルフ選手権」には5年連続で出場し11位タイという好成績をおさめている。また、今年の9月からYouTubeチャンネル「前田智徳、ゴルフも本気です。」を開設し、競技ゴルフの模様やゴルフに対する情熱を発信している。
『元広島東洋カープの前田智徳さんが「ゴルフ5フジグラン東広島」オープンイベントに登場した』
そんな、前田さんが登場したスペシャルイベントは、トークショーのほか、ゴルフ5腕利きフィッターが前田さんのクラブをその場でフィッティングする内容や、2ショット記念撮影会が行われた。今回はそのトークショー&生クラブフィッティングの模様をお届けする。
司会は、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターであり生みの親でもあるプレステージのビックボスこと小口さんで行われた。
まず始めの話題は最近の前田さんの話に。
小口さん 日本ミッドアマチュアゴルフ選手権では好成績をおさめられました。
前田さん 好成績…。いやあ…微妙なんですよ。
小口さん 好成績ですよ。
前田さん ありがとうございます。でも一打足らずにシードは取れませんでした。まだ引きずってます。
小口さん その辺も今日(クラブフィッティングで)見させていただきます。
前田さん 見るに値しないかな…(笑)、まあでも、少しでも上手くなりたいのでよろしくお願いします。
小口さん 9月にはYouTubeチャンネル「前田智徳、ゴルフも本気です」を開設しておられました。
前田さん 話せば長くなるんですけども。なかなか…葛藤があります。
『「日本ミッドアマチュアゴルフ選手権」では一打足りず、シード権を逃してしまったことを悔やんでいた』
話題は移り、前田さんが抱えるゴルフの悩みについて。
小口さん 前田さんは、ミッドアマを出られてからゴルフの悩みはあるような感じですか?
前田さん 悩みは絶えないですね、やっぱり野球上がりのゴルファーというのは色んな悪い癖がありますので、そういったものが邪魔をしてなかなか上手くいかないですね、難しすぎます。
小口さん ちなみに、ミッドアマはドライバーで一打足らなかったですか。
前田さん いや、ドライバーだけじゃないんですけども、まあドライバーが僕の中でも一番の課題なのでそういったところが永久に克服することができない中で、何とか戦ってきたんですけどね。まあまあ…
小口さん 前田さんはストイックですよね。
前田さん そうですね。ストイックというか、のめり込んじゃって楽しい時間になってしまうんですよね。自分の中では(笑)
小口さん ちなみに、ドライバーでの具体的な課題はなんですか。
前田さん 僕はドライバーではスライス系の球を打つんですけど、高い球が苦手でティーを低くして低くスライスを打っていてセカンド以降でゲームメイクをするというタイプなんですけど、どうしてもティーを高くして木越えやクリーク越えを狙うためにキャリーを出したいと思うときにエラーというか、大きいスライスが出たり、基本は左にターゲットを取って右にスライスを打っていきたいんですけど、ヒールに当たって逆に真っ直ぐ左に飛んで行ってしまったり、そういったミスが出ます。
小口さん 前田さんのYouTubeを見させていただいて、結構球を曲げようとされている姿を見ますが。
前田さん ドライバーはとにかく右に曲がる球を一辺倒に打っていきたいです。かといってもできればフェード系の曲がり幅が小さい球を打ちたいんですけども、まあそこまでのレベルではないので、左から右に行ってくれればいいですね。左に行ってそのままいなくなるという球だけは避けたいんですよ。
小口さん 逆球ですよね、一番怖いですよね。
前田さん どうしても左右からの向かい風が強かったりすると、自分でコントロールできなくなってくるということは多々あります。
小口さん なるほどありがとうございます。この後、前田さんにはスイングを披露していただけるということなので、そこでじっくりとインパクトを写真に撮って研究させていただきます。
前田さん そうですか。ここで恥をさらすわけですね私は(笑)
『スライス系の球でゲームメイクをすると話す前田さん』
次の話題は、現役時代の話に。
小口さん 現役時代の話をちょっと伺いたいと思うんですけど、現役時代からゴルフは始められていたということなんですけども、いつから本格的に始めましたか。
前田さん 本格的にはもちろん引退してからです。引退してから12年くらいになるんですけども、引退して春夏秋冬ゴルフをやって、すぐ競技ゴルフに参加しました。
小口さん じゃあ引退してすぐということですね。
前田さん そうですね。引退してすぐの2014年の4月ある方に、腕試しに何月何日に千代田カントリークラブに行ってこいと言われて、千代田カントリークラブに行ってそこからドツボにハマりました。
小口さん ゴルフにハマっちゃう一番の魅力って何だと思いますか。
前田さん なんでしょうね。でももちろんいろんな楽しみ方はあるんでしょうけど、止まっているボールを自分で自由にできるじゃないですか。例えば野球の場合は相手がいて、100何十キロと投げるピッチャーもいれば、コントロールがいいピッチャーもいるし色々あるじゃないですか。そうじゃなくて止まっているボールを自分で操れる。敵は、コース、雨、風、グリーンの硬さ、速さ、色んな条件があって自分との戦いです。その中で、自分のベストを目指していけるというのは、魅力じゃないでしょうかね。
小口さん 会場にいるみなさんもそんな魅力にはまっているのではないかと。
前田さん 皆さん大丈夫ですか?体悪くしないでくださいよ。本当に、具合が悪くなりますよね。1mくらいのパットはね(笑)
小口さん 入れ頃外し頃と言われていますけど。
前田さん そうそう。もうOK出してよ~。って思うようなパットを競技では打たなきゃいけないんですよ。それが下りのスライスやフックとか、何か傾いて見えるな~とか、でもグリーン速いしどうしようとか。言いながら打ってやれ~と思って打つとなかなか入らないですよねやっぱり(笑)
小口さん 初めての競技ゴルフはどうでしたか。
前田さん 千代田カントリーを40 40のグロス80で回りました。やはり競技ゴルフとエンジョイゴルフでは違うということに気付きました。
小口さん ちなみに何が一番違うと感じましたか。
前田さん やっぱり、普段のエンジョイゴルフは別にOB打ってもいいやと思って打つんですけど、競技でOB打つとまずいですし、予選落ちるとか、考えるじゃないですか。そうなると大事に置きに行くじゃないですか。でも、置きに行くというのが一番難しくて、始めた頃はそれがわかっていないですから。それで置きに行くのにOBを打つとか。だから、なんでこんなに大事に丁寧にいっているのに、こんなに(OBエリアに)行ってしまうんだろうとか。そんな難しさを知りました。
『現役を引退してすぐに競技ゴルフにのめり込んだ前田さん。エンジョイゴルフと競技ゴルフの違いや難しさを話していた』
小口さん なるほど。ちなみに野球は左打ちでゴルフは右打ちですがこの理由は何ですか。
前田さん これはもうクラブの問題です。プロ野球に入って、納会ゴルフとかに参加しなきゃいけなかったんですよ。嫌なのに。やはり若い高校卒業してすぐの1年目だとか。で、嫌なんですよ。下手だから。120~130とか打つんですよ。そんなものにいちいち左のクラブを探しに行ってとか、買いに行ってとか…。あと今から30年くらい前の話ですけど、当時はあまり左のクラブないんですよ。先輩のおさがりをお借りしてプレーしたという話です。
小口さん 右左の違いで一番苦労したこととかは何ですか。
前田さん やはり、スライスですね。
小口さん 左フックみたいな球は出たりしなかったですか。
前田さん 左フックはもう右手でこねて引っかけ球、要するにチーピンですね。僕が始めたころはぎりぎりパーシモンで、メタルに切り替わるところでした。
小口さん 今のクラブなんかはチタンが主流でラクに飛びますよね。
前田さん ラクですけど、曲がりますね、ドライバー。これだけクラブは進化しているのにね。腕が進化していない(笑)もう衰えるばかりです。
『野球では左打ちだったが、ゴルフはクラブの関係で右打ちで始めた』
小口さん 前田さんのスイングをYouTubeで拝見させていただきましたが…
前田さん やめてもらっていいですか(笑)
小口さん いやいや、腰の回転がリードしてクラブをおっつけて野球で言うと右中間に飛ばすような感じですよね。
前田さん まあそうですね。ティーを低くして緩やかなダウンブローを入れて、そしてスピンを入れてスライスを打ちたいという感じです。
小口さん スピンを入れるというと?
前田さん ある程度スピンを入れて、3000回転くらいのスピンを…。できれば2800回転くらいにしたいですけどね。
小口さん 先ほど、高い球は苦手とおっしゃっていましたけど。
前田さん そうですね。(広島カンツリー倶楽部)八本松コースの木越えなんかも本当に腹が立ちますね(笑)
小口さん それは低く打ちたいからですか?
前田さん というか、球を上げるということが…。若いときはバンバン飛ばしていたんですけど、やはりスコアがまとまってくると球を上げることによって不測の事態が起きるんですよゴルフって。木に乗るとかね。
小口さん 木に乗る?(笑)
前田さん はい。僕はもう競技で何回もそういう目に合っているので、はい。
小口さん そんな木に乗ったこと、皆さんありますか?
前田さん ないでしょ。僕あるんですよ。2年前の日本ミッドアマの芥屋ゴルフ倶楽部で2番ホールか11番かで木があって普通に越えるんですけど右からアゲンストで、それでいったらがさっと引っかかっていました。今回の日本ミッドアマも滝の宮カントリークラブでやった時も、初日250ヤードくらい、残り150ヤード地点くらいに木があったんですけど、そこ狙って左が全部OBだったんですけど、そこ狙って逃げて行ったところが木の根っこでそこに突き刺さりました。狙った通り。根っこに突き刺さりました。普通突き刺さらないですよね。普通そこから傾斜で跳ねたりして出てくるんですけど根っこに突き刺さりました。そこから横に出して何とかボギーで上がりました。
小口さん そこからボギーはさすがですね。
前田さん そういう経験は豊富です。トラブルの経験は。
小口さん 素晴らしいですね。そのへんは経験値がモノを言いますよね。
前田さん そうですね。まあ、アマチュアの大会ですから。トップアマと言ってもやはりアマチュアなので我慢してボギーやパーで上がっていれば、そこそこスコアもまとまりますし順位もまとまってくるかなというのはあります。
『前田さんがデータで気にするのは「スピン量」ある程度のスピンを入れてスライス系の球を打ちたいという』
話題はこれから先のことについて。
小口さん これからのことについてお聞きしたいのですが、今はミッドアマにチャレンジされていると思うんですけど、そろそろシニアですね。
前田さん そうですね、来年から55歳なのでシニアです。シニアは試合数も増えますし、頑張りたいです。
小口さん ちなみに、シニアプロをこれから目指すということはないんですか?
前田さん いやいや、そんなこと図々しいこと考えてないです。そんな厚かましいことは考えてないです。ただ、予選会があるシニアの大会は積極的に参加して予選を通って行ければいきたいですね。日本シニアオープンとか。毎年いくんですけどファイナルで落ちるので僕は。
小口さん ぜひとも個人的にはシニアプロになって活躍をしていただきたいです。
前田さん いやいやもう、無理ですねえ…。僕のドライバーの能力ではもう無理です。
小口さん 本当にお上手なので行けると思いますけど。
前田さん いやあ…。無理ですねえ…。多分またYouTubeに引っ張り出されるんで、うちの息子うるさいんで。
小口さん YouTubeチャンネルですね。
前田さん はい…。複雑な心境で頑張ってます。
小口さん 複雑なんですか(笑)動画見るとかなり楽しまれている感じですが。
前田さん いやそれはもう、いやいややっていると今度は叩かれるんで。もうこの世の中しんどいんで、僕に合わない時代になってきました。
小口さん 今日前田さんにはご自身のクラブを持ってきてもらいました。ドライバーはピンを使用されていますね。ピンを使っている理由とかは何ですか。
前田さん そうですね。以前はテーラーメイドを使わせていただいていたんですけど、やはりドライバーがだいぶ重症になって恐怖症が生まれたので、6~7年前くらいにピンに移行しまして、助けていただいていたっていう記憶があるんでそこからずっとピンです。
小口さん ピンも今すごく人気で。
前田さん そうですね。クラブはものすごく進化していますが、どんどんクラブに僕の腕がついていかないっていうね。だから全然進まないんですよ。僕は「G400」シリーズからずっと未来にいかないんですよ。新しいのは打たせてもらうんですけどね。
小口さん クラブにすごく詳しいと思うんですけど、クラブフィッティングって前田さんご自身で受けたことはありますか。
前田さん フィッティングは本格的にはないですね。トラックマンの数字を測ってもらったってことはありますけど。
小口さん ゴルフ5のフィッティングは、インパクトの写真を撮ってスイングを解析しているんですが、そういった経験はないということですかね?
前田さん そうですね。そこまでの精度のあるフィッティングはやったことないです。ただもう本当にスピン量がすごく結構気になるんですよ。あとはまあ、アタックアングルだとか打ち出し角とかミート率とかはあるんですけども、とにかくスピン量ですよね。なかなかスピン量まで出る計測器がなくて、練習場のトラックマンだとかはスピン量が出ないんですよ。なので、スピン量を本当はしっかりと測ってじっくりやりたいんですけどやったことはないです。
小口さん じゃあゴルフ5のフィッティングでその辺をしっかりと解析させていただきますのでそろそろ打っていただきましょう。
前田さん 打つんですか!?僕何もストレッチしていないんですけど大丈夫ですかね。まずいですね…。数字が大したことなかったら恥ずかしいですよね…。でももう54歳ですから僕も。許してください…。野球のバットだったらもっと自信を持って打てるんですけどねえ…。
ここから前田さんのドライバーフィッティングが始まった。
前田さんが使用しているドライバーは、ピン「G400 MAX」9度にグラファイトデザイン「Tour AD FI」の7Xという最新シャフトを組み合わせたセッティング。この「Tour AD FI」を選んだ理由について話す。
前田さん もともと、「Tour AD IZ」を使っていましたが、僕はそんなにヘッドスピードを速くして振る方ではなくある程度ゆっくり振ってシャフトの“しなり”や“粘り”を感じながら打ちたいんですよ。そういったシャフトを探していたんですけどなかなか巡り合えずで。色んなグラファイトデザインのシリーズがあるじゃないですか、松山英樹プロが使用しているオレンジの「Tour AD DI」とか。一応「FI」は「DI」の後継みたいな感じで少し“粘り”があると聞いたので打ってみると、まあなんとなくピンの「G400 MAX」と合っていけるんじゃないかと思って、ずっと打ってテストをして、そうするとシャフトの先がちょっと動くんでカットしてもらって、そうするとかなり“粘り”が出たので今日に至るという感じです。
小口さん なるほど、先端をカットしたとおっしゃっていましたが、いわゆるチップカットという加工です。このチップカットといわれる加工はシャフトをさらに硬くする加工なのでその中で“しなり”や“粘り”を感じられるということは相当ヘッドスピードが速いですよね。
前田さん いやそんなことはないですけども(笑)
そして、ウォーミングアップを終えてドライバーの計測に移った。
一打目はほぼストレート系のショットで、キャリー263ヤード、総距離283ヤード、ミート率1.48、バックスピン2449rpmの素晴らしい一打を披露し、前田さん「これで拍手をもらっているようじゃだめですよ!」と言いがならも会場からは拍手に包まれた。
その後、何球か打ったのち小口さんから本番と促されて打った5球目のショットのデータがこちら。
『前田さん自身のドライバーで打った5球目のショットはビッグドライブに』
会場からは大きな拍手が起き、前田さんも「これはいいんじゃないですか!?」と満足な一打に。
この一打を受け小口さんは、
クラブ(ヘッド)スピード:速い
ミート率:かなり高い
バックスピン量:大変良い
という分析結果を出した。それに対し、
前田さん このショットでは何が足りなかったですか?
小口さん はい。そしたらインパクトの写真を見ていただきましょう。

『5球目のインパクトの写真』
小口さん 右のほうからヘッドが来てボールが当たった瞬間になります。このときのシャフトの向きが下の黄色い点線です。この黄色い点線、つまりシャフトの向きがより垂直になった方が球のバラつきにくかったり、飛ぶと言われるインパクトになります。黄色い点線がシャフト軸、上の緑の点線がフェース面を表しています。まだインパクトの瞬間にエネルギーロスが見られます。
前田さん それは、オープンフェースということですか?
小口さん はい。若干オープンフェースです。少しヘッドが先にいってます。そこのシャフト軸をフィッティングで、より垂直になるようなシャフトをご提案させていただきます。その方がもう少しショットの手ごたえが良くなると思います。
『力強く綺麗なスイングを披露。放ったショットに会場が大きく湧いた』
小口さんが提案するドライバーは、現在前田さんが使用しているピンの最新ドライバー「G440 MAX」の9度。そして最初に提案したシャフトはUSTマミヤの「LIN-Q BLUE EX」の7X。
『最初に提案したのはピン「G440 MAX」9度にUSTマミヤ「LIN-Q BLUE EX」の7X』
小口さん こちらはどのようなシャフトかというと、インパクトでヘッドが走りすぎているのを少しだけ抑制したい。より黄色い点線(シャフト軸)が垂直になるようなことを狙ってこちらを打っていただこうと思います。
前田さん シャフトが垂直になるってことは、フェースは開いてくるんじゃないですか?
小口さん はい。若干開きます。
前田さん そうすると、ますます右に飛んでしまいませんか?
小口さん 打っていただかないとわからないんですけど、おそらく前田さんのように捉えるという感覚が非常に身についている上級者の方だとフェース面がちゃんと返ってくるケースが多いです。あと実はこのシャフト、フェース面が返りやすいように前田さんが現在使用しているシャフトより5gほど重量が軽くなっています。軽くなるということはフェースが閉じやすいという要素が入りますのでコントロールがしやすいというのも狙いの1つです。ヘッドスピードが速いのでこれでフレックスをSにしてしまうとスイングにシャフトが負けてしまいます。なのでフレックスはXにしています。
前田さんが何発かショットしたが、バックスピン量が増えて飛距離が若干落ちる結果になった。
小口さん タイミング的に振りにくい感触とかはありますか?
前田さん なんか、シャフトが遅れてこないです。というかしなってこないですね。
小口さん 粘りが感じられないですかね。
前田さん そうですね。粘りがない感じですね。やはり僕のクラブはお手製で微調整をかなりしているので。鉛をシャフトの根本とかに貼ってちょうどいいしなりを入れながらやっています。バランス的にはD2前後で粘りがあるのを探しています。あと、シャフトの重量を6Xとかに軽くすると、粘りが出てこないので7Xや7TXとかをゆっくり大きく振ろうかなという感じです。
小口さん なるほど。硬いシャフトを軽くすると余計に硬く感じてしまいますもんね。では今度打っていただくのは、フジクラ「スピーダー NX ゴールド」の70Xを打ってもらいます。こちらはしなりや粘りが出てくるんじゃないかなと思います。
『1本目のクラブはしなりや粘りを感じづらいという結果に』
2本目に提案されたのはピン「G440 LST」9度のヘッドにフジクラ「スピーダー NX ゴールド」70Xのシャフトの組み合わせ。最初に打った前田さんの感想は「硬い!」だった。
前田さん 硬いですね!
小口さん 硬さを感じますか?
前田さん やはり最新のクラブはフェースが硬いじゃないですか。それでもって70Xのシャフトなので硬い!って感じがあります。
小口さん 今のショットは普段持ち球だとおっしゃっていた、フェード系の弾道で、クラブスピード47m/sは前打ってもらった2本とほとんど変わらず、ミート率が1.47になっています。バックスピン量は2482rpmなので数値的には全体的にいいんですけど距離がキャリー269ヤードなので少し落ちていますね。もう1球、打ってもらっていいですか?
前田さん まだ距離が相棒(前田さんが現在使用しているドライバー)に及んでないですね。あの相棒はだいぶ仕上げてきているので(笑)
そして次に放ったショットは「力が入った」と言いながらも力強いフェードボールでナイスショット!
キャリー280ヤード、総距離298ヤードのビッグドライブに、お客さまからも大きな拍手が。
小口さん おー!あと2ヤード…。
前田さん ちょっとだけ本気出したんで(笑)だいぶ慣れてきました。
小口さん ありがとうございます。ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率は前田さんご自身のドライバーとほぼ変わらないんですけど、総距離が298ヤードということで先ほど前田さんのドライバーで出た295ヤードより3ヤード伸びたという結果になりました。何が飛ぶ秘訣になったかというと、バックスピン量が2095rpmで減っています。今打った弾道の高さを確保できたうえでバックスピン量が減ったので、距離が余計伸びました。着弾してからもスピン量が少ないとランが出やすいです。先ほど前田さんが“硬い”と感じられるということだったので、本来であれば前田さんがご自身でやる鉛を貼りたいですね。
『「G440 LST」と「スピーダー NX ゴールド」の組み合わせの2打目の計測結果はスピン量が抑えられ、298ヤードを計測。』
前田さん これに鉛を貼りたいですね。ちょっと貼ってなんとか305ヤードぐらいにしたいですね(笑)
小口さん そうですね。鉛を貼るということはヘッドが重くなるのでシャフトがしなるようになってくるんですね。なので前田さんが感じたい“しなり感”をより感じやすくなると思います。なので基本的には今売れ筋にはなりますけどフジクラの「スピーダー NX ゴールド」70Xでいいんじゃないかと思います。インパクト時には走りやすいシャフトです。
前田さん この状態はクラブのフェースもシャフトも硬いじゃないですか。ここからもう少し微調整をしてみたいなと思いますね。このセッティングだったら。
小口さん ありがとうございます。本当にもう少し重くするだけでもっといいドライバーになると思います。
前田さん でもそこが難しいところですよね。重くし過ぎると今度降りてこないですし…。でもそれが楽しいですよね。そういう作業をやっている時がね(笑)
『フィッティングの結果前田さんに提案するドライバーは、ピン「G440 LST」9度にフジクラ「スピーダー NX ゴールド」70Xに決定』
小口さん ゴルフ5でフィッティングさせていただいた場合、ご購入後にアフターメンテナンスという形で、バランス調整であったりドライバーのスリーブを使用した向きの調整であったりも含めて調整できます。実は前田さんにお渡ししたクラブもロフトを少し調整していました。こういった形でインパクトの写真と実際の実打の弾道、これを一緒に見て物理的な改善策を見つける、そしてシャフトのしなり一つ変えるだけでもかなり弾道は変わります。こういったところをぜひゴルフ5のフィッティングを受けていただければ、違いがわかる思います。前田さんは今回フィッティングを受けてみていかがだったでしょうか?
前田さん LSTいいですね。感触は慣れだと思うんですよね。だから僕もこの組み合わせに慣れていけば自分のものになっていくと思うんですよ。数字がすごくいいので。数字こそ今の時代は信用すべきものですね(笑)これで自分の感覚がすべてではないと思いました。
小口さん インパクトの瞬間の写真とかも初めて測ったということでしたが、いかがでしたか。
前田さん 自分のインパクトの感覚と、映像で見るというのを照らし合わせてイメージを揃えていければいい球が打てるんじゃないかと思います。
小口さん 最後に、フィッティングをやるということはゴルフをする上でどれくらい重要かをお聞かせください。
前田さん それはもう毎日フィッティングしたいくらいですよ僕は。大会のコースに行って、ドライビングレンジで計測してもらいたいくらいです。
小口さん ありがとうございます。では、もっとフィッティングしたいところですが、お時間が来てしまいましたので…。
前田さん え、もうちょっとこれ打ちたかったですけど…。
最後に改めて感想を聞いた。
小口さん やはりフィッティングは重要でしたか?
前田さん 重要です!やはり自分がどのようにして振っているのかというのは、例えば自分で動画を撮ってみればわかるんですけど、やはり数字です。インパクトなどの見えない感覚の部分を数字で表してくれてクラブ選びに活用してくれるというのがフィッティングなので。やはりスピン量、打ち出し角、ミート率といった項目はすべて出ますから、それらを活用した方が上達も早いと思います。
小口さん フィッティングして自分に合ったクラブで練習した方が上達は早いです。
前田さん そうですよね。上達は早いと思いますし、そのクラブをまた自分で微調整していけば愛着も湧きますし、そのクラブでコース行っていいショットが出れば嬉しいですよ。はい、僕もあと1打…。頑張ります。
『数字を活用することで、自分には見えない感覚が可視化され、そこを活用するからこそフィッティングが重要だと思えたと話した前田さん』
トークショーとフィッティングが終了した後は、2ショット記念撮影会が実施され、スペシャルイベントは幕を閉じた。
『スペシャルイベントは2ショット記念撮影が行われて幕を閉じた』
今回、前田さんが受けたゴルフ5のフィッティングは各店舗にて実施可能なので、ぜひ気になった方はお近くの店舗にご来店いただきたい。
また、今回の模様はYouTube「ゴルフ5チャンネル」にてライブ配信の模様がアーカイブされているのでそちらもご覧いただきたい。

◆前田智徳プロフィール
1990年ドラフト4位で広島東洋カープに外野手として入団。プロ生活24年間をカープ一筋で貫いた。現役中は右アキレス腱断裂など数々の大けが経験したが、卓越した打撃センスで乗り越え、通算打率.302、通算安打2119本と多くの記録を残し人々からは「孤高の天才」を称された。現役引退後は競技ゴルフに挑戦しており、近年では日本ミッドアマチュアゴルフ選手権で好成績を収めている。今年9月にはYouTube「前田智徳、ゴルフも本気です」を開設。
<LIVE配信の様子はこちら>
https://youtube.com/live/-vzTjCxhvbo?feature=share
【文章・写真】アルペングループマガジン編集部

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