
“イチローを超えた” 元阪神タイガースのマット・マートンさん 「自分のチームメイトを助けることだけを考えよう」最多安打記録達成の日に自ら解き放った“プレッシャー”
元阪神タイガースの外国人選手として活躍したマット・マートンさんが、12月に金沢で開かれたクリスマスコンサートの特別ゲストとして登壇しました。
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入団早々の2010年には、イチロー選手を抜くシーズン最多の214本のヒットを放つ記録も打ち立てたマートンさん。
野球選手として経験したプレッシャーや日々の困難を乗り越える方法、そして自身にとってのクリスマスの本当の意味について語りました。
「日本への恩返し」家族の思いを胸に5度目の来日
マートンさんは阪神タイガース退団後、今回で5回目の来日になりました。今回のクリスマスコンサートは、NPO法人「ホープ」の主催で開かれました。
「私たちが家族として日本に戻ってくる心、それは日本という国に対する感謝の気持ちです」とマートンさんは語ります。
子どもたちは学校の都合で今回は同行できませんでしたが、自身の家族について「息子は16歳、娘は15歳で神戸生まれです」と紹介しました。
「娘は15歳で神戸生まれ」 マートンさんは家族についても紹介
「私は何年も日本にいる間、皆さんに希望を与えられ、励まされました。だからここにいます」と、日本と日本の人々への感謝の言葉を述べました。
プロ野球選手としての経験から語る「平安と希望の見つけ方」
マートンさんは、妻のステファニーさんとの19年間の結婚生活、17年間の子育て経験、そしてアメリカや日本での21年間のプロ野球選手としてのキャリアに触れながら、人生の混乱や困難をどう乗り越えるかについて語りました。
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マット・マートンさん「スポーツ選手をご存知の方、このメンタル面が重要ですよね。自分の意思でやったり考え、そして自分の感情を抑えることが重要です。私たちの日々の生活も同じことが言えます」
“イチローを超えた”あの日 プレッシャーで肩に「おもり」
マートンさんは、それまでイチロー選手(オリックス)が持っていたシーズン最多安打210本の記録を超えた2010年10月5日のヤクルト戦(神宮)について語りました。
当時のプレッシャーを振り返ります。
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マット・マートンさん「数日前から私はこのプレッシャーですごいストレスを感じていました。この肩に大きな“おもり”があったのです。もし記録を超えることができなかったら私は失敗だと思っていました」
満塁の2打席目で変えた考え方 「自分のチームメイトを助けることだけを考えよう」
神宮球場での試合で、第1打席はアウトに。満塁で回ってきた2打席目で、マートンさんは考え方を変えたといいます。
マット・マートンさん「もうこのヒットを打つということを心配しなくていいんだよ。自分のチームメイトを助けることだけを考えよう。その時にようやくプレッシャーがなくなったんです」
マートンさんの打球はセンター前へのタイムリーヒットになり、シーズン211本目のヒットを放ちました。
右打者のマートンさん、イチロー選手を超えた瞬間でした。
チームワークと信仰が教えてくれた「1人ではない」という真実
マートンさんは2010年シーズンに214本のヒットを打った秘訣について、「それをするには良いチームメイトが必要なんです。1人1人を励ますチームメイトが必要なんです」と強調しました。
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マット・マートンさん「良いコーチ、ファンや友人、家族からのサポート、そしてファンの皆さんが重要です。自分を信頼していない時、友人たちは信頼しています。私たちは自分で1人だけでやりなさいと言われていません」
クリスチャンのマートンさん クリスマスの本当の意味を伝える
クリスチャンのマートンさん。祖父からゲーム機をもらったことなどクリスマスについての思い出も語りながら、平安と希望を見つける自身の経験を通して、クリスマスの本質的な意味を伝えるメッセージで締めくくりました。
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「お互いを励まし、愛し、助けることができますように」

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