中村紀洋氏が、あえて公立校を選んだ狙いとは。そして、ある球団のスカウトの目に留まり…。

中日ドラゴンズPhoto:Sirabee編集部

オリックス・バファローズや中日ドラゴンズなどで活躍した中村紀洋氏が11月30日、YouTube『ピカイチ名古屋チャンネル /PIKAICHI-NAGOYA talking variety CH.』に出演。高校時代のエピソードを語った。

【今回の動画】中村氏のドラフト秘話

■公立校を選んだ理由

中学時代、自身の打撃に自信が持てなかった中村氏。実力のあるチームメイトが大阪の有名な私立高校に進学するのを見て、1つの決断を下した。

強豪校だと埋もれてしまうため、あえて公立の渋谷高校を選択。プロを目指していたこともあり、「公立に行ったほうが注目が集まる」という計算があったことを明かした。

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■中村氏をスカウトしに来た球団

そしてその狙い通り、1年生から4番を打ち、投手も務めて大活躍。高校2年で甲子園出場を果たし、スカウトの目に留まる。

当時、中日ドラゴンズのスカウトだった中田宗男氏は、中村氏の才能を早くから見抜いていて、「唯一、家に来ていただいた方です。親と話した方です。唯一です」と中村の家を唯一訪問したスカウトだった。

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■球団側とスカウトが喧嘩

当初、中日からは3位指名の可能性が伝えられていたが、ドラフト会議当日、中日の戦略変更などもあり指名は見送られる。最終的に中村氏は、近鉄バファローズから4位指名を受け入団。

のちに中田氏から聞いたところよると、中日が中村氏を指名しなかったことで「(球団上層部と)喧嘩したぞ俺は。なんでいかへんかったんやって」と語っていたと明かした。

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■中村氏が4位指名された1991年ドラフト

中村氏がドラフトで指名された1991年は“史上最高のドラフト当たり年”とも言われている。

中村氏のほかイチロー氏、金本知憲氏、斎藤隆氏、若田部健一氏、田口壮氏、石井一久氏、片岡篤史氏、桧山進次郎氏、高村祐氏とその後各球団の主力になる選手が次々プロ入り。中日は斎藤の抽選で敗れ、その後リリーフで活躍する落合英二氏ら投手中心の指名を行っている。

中村氏は近鉄で13年プレーし打撃二冠(打点、本塁打)に輝いた後、オリックスを経て2007年に中日に入団。53年ぶりの日本一に貢献し、日本シリーズではMVPに輝いた。中田氏の努力は報われなかったが、中日との縁は高校時代からあると知り、筆者は感動した。

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