3年続けて結果を出す、という課題をクリアしたDeNA東克樹。だが順調に見えた今季にも、様々な苦闘があったという。退任する三浦大輔監督への思いからチームへの提言まで、大黒柱が静かに、しかし熱く語る。〈NumberWebインタビュー全2回の2回目/はじめから読む〉
ひとつ気になることがあった。それは9月26日の巨人戦(横浜スタジアム)、先発のマウンドに立った東は、5回0/3(4失点)で緊急降板している。上半身のコンディション不良との話だったが、指先を気にする仕草をしていた。あのときなにが起こっていたのか尋ねると「今だからお話しできますが……」と、東は教えてくれた。
昨年もシーズン後半、何度かマメを作り降板していたが、当時の説明によれば疲労などからフォームが崩れ、その影響があったと答えていた。
「今回はちょっと違って、単にボールの出力が高くて、マメができてしまったんです。僕の場合、指先に掛かる力が強くてできやすいというか、普段は別に出力を抑えているわけではないんですけど、体のコンディションがいいと出力が出てしまうので、そこが原因でした。調子が良すぎるというのも善し悪しがありますね」
そして今季、東が最も苦しい状況にあったのが7月末から8月頭にかけてだった。7月29日のヤクルト戦(横浜スタジアム)では6回を投げ4失点、8月6日の広島戦(横浜スタジアム)では5回6失点を喫し、連敗してしまう。いずれもゲーム序盤で打ち込まれてしまう東らしくないピッチングだった。

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