日本シリーズに入って得点力不足が目立つ阪神タイガース。田尾氏が指摘する弱点とは。

元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が29日、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。日本シリーズ第3戦で福岡ソフトバンクホークスに敗れた阪神タイガース・藤川球児監督の選手起用に疑問符をつけた。
【今回の動画】田尾氏が阪神打線を心配
■ソフトバンクが勝利
動画では田尾氏が日本シリーズ第3戦を解説。ソフトバンクがリバン・モイネロ、阪神が才木浩人とエース同士の投げ合いとなったこの試合は、阪神が佐藤輝明のタイムリーで先制する。
しかしソフトバンクが山川穂高のホームランで同点に追いつき、6回表に柳町達のタイムリーで勝ち越し。阪神は7回以降に毎回チャンスを作るもあと一本が出ず、ソフトバンクが勝利。対戦成績を2勝1敗とした。
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■11打席連続ノーヒットの阪神・大山
田尾氏は今回のシリーズ、3試合で4得点と抑え込まれている阪神打線について「今のタイガース打線に、大量点を取ってくれというのは、ちょっと難しいかなと見ている」と指摘する。
とくに11打席連続ノーヒットの大山悠輔には「大山がこんなに不調になるとは、誤算でしたね。大山がいつ調子を戻してくれるのか。短期決戦ですから、あっという間に終わります。そういう点で本当に大山にまず1本ヒットが出て欲しい。それでまた流れが変わるかもしれない」と奮起を促した。
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■「代打の切り札がいない」
さらに田尾氏は阪神の野手陣に「原口文仁や糸原健斗がベンチに入ってないというのも、寂しい気がしました。ベンチに残ってる選手で、代打の切り札的な人が見当たらない。明日、明後日に向けても、苦しいかなと思う」と代打陣の「層の薄さ」を指摘する。
ソフトバンクには近藤健介や川瀬晃らが控えていることに触れ、「ホークスには期待のできるバッターがベンチに残ってる。この差は大きいかなという気がします」と持論を展開。
第4戦については「先発の高橋遥人に踏ん張ってもらって、そのなかで相手より1点多く取る野球をしてもらいたいなと思います」と阪神側に立ってエールを送った。
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■阪神の「甲子園での日本一」は消滅
ソフトバンクがこの試合で勝利したため、阪神が甲子園での日本一を決めることはできなくなった。ホークスサイドとしては、「地元で帰れる」ことは、精神的にかなり大きいとみられる。
第3戦ではエースのモイネロが甲子園という完全アウェイの状況下でも動じることなく、冷静な投球で相手打線を封じた。また、藤井皓哉、松本裕樹、杉山一樹の勝ちパターンも安定したピッチングを見せており、投手陣は好調のようだ。
打線不調の阪神だが、4番の佐藤は3試合連続タイムリーを放つなど当たっている。佐藤の前にランナーをためて長打で大量点を取り、試合を優位に進めていきたいところだ。

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