
ブルージェイズ球団スタッフの元日本ハム・加藤氏。ワールドシリーズ進出を決め、妻と笑顔を見せた(本人提供)
Photo By 提供写真
昨年に日本ハムで現役引退し、今季からブルージェイズで運営補佐を務める加藤豪将氏(31)が21日(日本時間22日)、本紙の単独取材に応じた。選手時代の22年に所属し、メジャーデビューを果たしたチームは、32年ぶりにワールドシリーズに進出。24日(同25日)から、同学年の大谷翔平投手(31)が所属するドジャースとの頂上決戦に臨む。連覇した93年以来のワールドチャンピオンに向け、陰ながら後押しする。
いよいよ、頂上決戦だ。マリナーズとの激闘の末、ブルージェイズはア・リーグ優勝決定シリーズを制した。その裏には、アナリスト業務などに従事する加藤氏の存在があった。自身が生まれる1年前の歓喜の再現へ、意気込みを示した。
「とてもワクワクしています。チーム全員が一生懸命、努力をしてきた結果。最後までしっかりやり遂げるために、自分のできることを全力でやりたい」
日本ハム時代は「逆輸入男」として新庄監督の下、23年から2年間NPBでプレー。今季から育った米国に戻り、「メジャーリーグオペレーション部門」に所属する。相手打者の傾向などを分析したリポートを作成するほか、試合中の戦術面にも携わってチームを支えてきた。ポストシーズンでは、より早いベンチへの情報提供が必要だったとし「緊張感はありますがその分、やりがいも大きい。一つの決断が試合に直結するのを実感できる」と充実感を口にする。
日本で出会い、日本ハム時代の23年に結婚を発表した愛妻の存在も大きい。共にトロントへ渡り、支えてくれており「いつも前向きな気持ちにさせてくれる。トロントでの新しい生活も一緒に楽しめていますし、街や人、文化全てを気に入っています」と笑う。
相手は前年王者のドジャース。大谷は同じ94年生まれであり「本当に驚異的。野球で何が可能かという概念そのものを塗り替え、その姿勢が多くの選手に刺激を与えている」と敬意を表するが、簡単に負けるつもりもない。「日本や世界のファンの皆さんにとって記憶に残るシリーズにして、最高の野球を見せたい」。北海道で人気を博した男は、野球人生の第2ラウンドで最高の景色を見に行く。(田中 健人)
◇加藤 豪将(かとう・ごうすけ)1994年(平6)10月8日生まれ、米カリフォルニア州出身の31歳。日本人の両親の仕事で5歳から渡米。13年ドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキース入り。マーリンズ、パドレスを経てブルージェイズで22年にメジャーデビュー。同年ドラフト3位で日本ハム入り。左打ちの内野手としてNPB通算2年で90試合に出場し、52安打、打率・202、6本塁打、16打点。昨季限りで引退し、ブルージェイズのフロント入りした。
続きを表示

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball