ジャイアンツ球場で体を動かした田中将大(カメラ・今成  良輔)

 巨人・田中将大投手が19日、ジャイアンツ球場で再始動した。シーズン終了後初めて姿を現し、自主練習を実施。ネットスローで黙々と汗を流した後、移籍1年目を総括した。

 「1軍の戦力として働くことができなかった。そこの思いが一番強いですかね。移籍してきた時の会見でも(阿部)監督に『(200勝まで)あと3勝だとかって言われているけど、2ケタ勝ってもらうつもりでいる』と言っていただいて。自分としても、やるならもう1回勝ちたいなって思いがありました。ただ、現実的に春先の投球では厳しかった。戦力として働くことができなかったというのが第一にある」

 昨オフ楽天を退団し、新天地では開幕ローテーション入りした。4月3日の移籍後初登板で日米通算197勝目をマーク。5月に再調整のため降格となり、約3か月の2軍生活を経て夏場から再び1軍へ戻ってきた。今季最終登板の9月30日・中日戦(東京ドーム)で史上4人目の日米通算200勝を達成。昨季はわずか1登板で自身初の0勝。今年は10先発で3勝4敗、特に夏場以降は離脱者が相次いだ先発陣を支えた。

 「個人的なところで言えば、チームも変わって学ぶところがすごくあった。一人の野球選手として、人間として、またいろいろな発見があった、学ぶことができた1年だった。春先の1軍での投球、夏以降の自分の投球。内容を比べると、よくなっていると思う。いろいろ学んで、形にすることができてきたのが夏場。バッターの反応もこれまでとは変わってきているな、という感覚もありながら結果として少しずつ表れてきた」

 視線は既に来季へ向いている。悔しさを胸に「さらにレベルアップできるように。投げるなら、やっぱ勝ちたい。とにかく1年間コンディションよく投げ続けられるように」と力強く語った。

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