軽快にノックを受ける湯浅。R-1効果で体調管理も万全
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 阪神は15日からのクライマックスシリーズファイナルステージで2年ぶりの日本一に向けた、新たな戦いをスタートさせる。143試合のレギュラーシーズンを戦い抜いた疲れを癒やすなど体調管理も選手にとっては大事なポイント。その一つである「睡眠」において、選手個々のこだわりに迫った。

 国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」から復活を遂げた今季。体が資本のプロアスリートだからこそ、日々の体調管理は欠かせない。湯浅は睡眠について「めちゃくちゃ大事です」と言葉に力を込めた。

 「睡眠で意識してること…。いっぱいあるっすよ」

 言葉通り、次々にこだわりを明かした。ナイターの試合後でも睡眠時間は最低6時間は確保。治療器を体に貼って自律神経を整えるのは、就寝前のルーティンとなった。「神経系の病気やから。自律神経も乱れやすいし、神経を整える意味でもいろいろ試してます」。難病を克服した今も闘いは続いている。

 4月29日の中日戦で1軍復帰を果たすと、40試合に登板した。万全の状態で一年間を戦うため、スポーツドリンクにサプリメントを入れて摂取するなど細部にまでこだわる。

 一昨年からは、睡眠の質を高める効果も期待できる「明治プロビオヨーグルト R―1」を毎日飲んで体調管理に努め、遠征先でも常備。「シーズン中も体調が悪くなったりしていない。飲み続けることに意味があるのかな」と話す。

 一つ一つの習慣を守り続ける――。その継続こそが、強さの秘訣(ひけつ)だ。

《及川雅貴 スマートリングとマットレスで快眠》

 睡眠へのこだわりは人一倍強い。及川は勝ちパターンの一角として、今季両リーグ最多66試合に登板。フル回転のレギュラーシーズンを終え、改めて睡眠の大切さを実感した。
 「よく眠れたなって時とかは、体が動くっていうか…。メンタル的な部分もあるんで(睡眠は)めっちゃ大事だなと思います」
 左手の指にキラリと光るのはスマートリング。スマートフォンのアプリと連係して睡眠の質や心拍数などを確認できる優れモノで、今季から導入した。一日の最低睡眠時間は7、8時間と決め、日頃から体調管理を徹底。「大体これで自分がどんな睡眠をしてるとか分かるので」と今では心強い相棒となった。

 快眠を求め、昨年12月にはイタリアの寝具ブランド「マニフレックス」のマットレスを購入。春季キャンプにも持ち込むと、起床時に感じていた腰や肩の違和感はなくなった。「体への負担自体は減っている気がする」。睡眠の質が上がったことで、パフォーマンス向上にもつながった。

 高卒6年目の今季は大ブレーク。プロ野球新の18試合連続ホールドを記録するなどリーグ制覇に大きく貢献した。見据えるのは日本一。疲労は睡眠で吹き飛ばし、ラストスパートをかける。

《小幡竜平 フルオーダーメード寝具で万全》

 7年目の小幡は、睡眠に対する意識が年を追うごとに高くなっていると話す。まだ25歳だが一年一年、体も変わる。翌日に疲れを残さないためにも睡眠へのこだわりは強い。

 「その日の疲れを取るのもそうですけど。次の日に向けての最初の準備というか、まず健康体で朝をスタートさせることが大事」

 昨年から寝具を自分好みの形にカスタマイズした。マットレスはもちろん、枕もフルオーダーメード。実際に寝転び、硬さや高さを微調整して自分だけの寝具を手に入れた。「どこでも寝られるタイプ」というが、寝違えなどアクシデントが発生する可能性を極限まで下げるべく、自身に100%適合したものを選んだ。

 「眠りの質は上がりましたね。(オーダーメードを)やって良かった」

 睡眠時間は7時間以上を確保。「7時間を切ると違和感じゃないけど“体が起きてこないな”と思います」。体調管理の前提として高校時代から7時間睡眠を維持してきた。

 今季は73試合に先発出場した一方で守備固め、代走、代打と多岐にわたって起用された。ポストシーズンでも、どんな起用にも応えるべく、質の高い睡眠から一日の流れをつくっていく。

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