今シーズンのパ・リーグは福岡ソフトバンクホークスの連覇で決着がついた。9月末までもつれた熾烈な戦いを大いに盛り上げたのが、新庄剛志監督率いる北海道日本ハムファイターズだ。投打が噛み合った戦いぶりで7月末まで首位を快走。球団としては9年ぶりとなるシーズン80勝到達で2位となった。監督就任4年目の新庄監督の進化と、ファイターズの真の強さとは−−。昨シーズン、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督として対戦した今江敏晃さん(野球解説者)が語った。〈全2回の前編/後編へ〉
今江さんにとって新庄監督は、ひと回り年上のスター選手だ。現役時代は、千葉ロッテマリーンズ入団3年目の2004年から3シーズン、日本ハムの「SHINJO」と対戦している。楽天監督としては新庄監督就任3年目の昨シーズン、相対した。
「現役時代と変わらないな、という印象でした。スター性があって、常に光を浴びている方。監督になってからは、自分だけでなくチームや選手にもしっかりと光を当てて、いい方向に持っていこうとしているなと感じていました。それって新庄さんにしかできないことですよね。逆に僕らも対戦相手として、その光を分けてもらっていたような気がします」
2024年シーズンの日本ハムとの対戦成績は、10勝13敗2分け。接戦となる試合が多く、25試合のうち16試合が2点差以内での決着。延長戦にもつれ込んだのも6試合と、僅差の戦いを演じた。
「特にエスコンフィールドでは毎回接戦で……。印象深いのは(フランミル・)レイエスに満塁ホームランを打たれて、こちらも(マイケル・)フランコが満塁ホームランを打ち返した試合(6月21日)です。1点リードの9回2死から清宮(幸太郎)のピッチャーゴロを則本(昂大)がファーストに暴投して、そこから同点に追いつかれて延長戦の末、結局9-9のドロー。新庄監督とはメンバー表交換の時に『いつももつれるよね』という話をしていましたね」

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