ドラフト会議で計3回1位指名され、2回拒否したうえ阪神からのトレードという形で入団した江川卓氏。「拒否した理由」を語った。
Photo:sirabee編集部
元読売ジャイアンツの江川卓氏が9月30日、自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』を更新。ドラフトで指名された阪急ブレーブスとクラウンライターライオンズを拒否した理由を語った。
【今回の動画】江川氏がドラフトで入団拒否した理由を語る
■江川氏が自身の発言を振り返る
江川氏が過去の「自分の発言」をクイズ形式で振り返った今回の動画。そのなかで大学時代、ドラフトの2カ月前に同氏がメディアにしたとされる発言が紹介される。
当時の心境について江川氏は「12球団、どこか指名していただけるならありがたい。指名先に行くか、社会人に行くかどうかを決めるというものなんだろうなという認識です」と振り返った。
関連記事:大山悠輔も直面? 江川卓氏が阪神から巨人に移籍する“難しさ”を告白「ライバル意識が…」
■阪急とクラウンを拒否した理由は?
さらに江川氏は作新学院高校時代、阪急ブレーブスの1位指名を断った際、「1位指名を拒否すると契約金を釣り上げていると決めつけられ、批判される時代だった」と告白。実際は、「東京六大学野球の早慶戦に出場したかったため、断った」と説明する。
そして、法政大学時代のドラフト前の心境を「在京セ・リーグが当たるといいなって。なぜと言うと、今はソフトバンク、日本ハムや楽天が見られるけど、昔はテレビでやってないんだもん。当時巨人戦と巨人と試合するところしか見られないんだから」と回想した。
関連記事:長嶋茂雄氏の“三振数が少ない理由”を江川卓氏が分析 「ストライクゾーンが…」
■親戚から反対があった
江川氏は「パシフィックは、オールスターと日本シリーズしか見られない。親戚も当然、『パシフィックに行かれちゃったら、見られない。困るよね、なんのためにプロに入るの?』みたいな話だった」と明かした。
親戚から江川氏の父に「パ・リーグには行かないように」という要望が寄せられたそうで、「そう言われても、俺が選ぶわけじゃないから。うちが引くんじゃないしって言ってるんだけど。こういうことも、あったということですよ」とコメント。
さらに「チャンネルをやらせていただいて、50年近く経ってこういう話をするというのは、すごく不思議ですね。不思議だけど、私の場合は流れになっているんでしょうね」と語っていた。
関連記事:巨人に存在した王貞治氏に関する「あるルールを破って怒られた」 江川卓氏が告白
■大バッシングを受けた江川氏
江川氏は高校時代に阪急、大学時代にクラウン、1年浪人して阪神タイガースに指名され、すべて拒否。その後「空白の1日」事件などがあり紆余曲折のすえ、阪神入団、即小林繁氏とのトレードという形で希望の巨人に入団した。
この件で江川氏は「悪役」のイメージがつき、新聞記者などメディアから総攻撃を受けた。しかし、ドラフト指名はあくまでも「交渉権の獲得」であり、「拒否する権利」も認められていることから、現在も「希望球団に行きたいので入団しない」ことは、ルール上問題ない。
また「空白の1日」も巨人が画策した行為で、「江川氏は事実を知らされていなかった」ともいわれている。
当時は「巨人・大鵬・卵焼き」の逆バージョンで「江川・ピーマン・北の湖」などと揶揄された江川氏だが、現在は会見で一方的に記者から罵声に似た質問を浴びせられる様子に違和感を訴える声や「何も悪くないのでは?」という見方もある。

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball