1軍に合流した広島・渡辺(右)
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 広島のドラフト4位・渡辺悠斗内野手(23)が9月30日、今季初めて1軍に合流した。3日のヤクルト戦(マツダ)で出場選手登録される見込み。予定通り登録されれば今季は支配下の新人5選手全員が1軍舞台に立つことになる。現在も同3位・岡本駿投手(23)を除く新人4選手が1軍に同行。既にチームは5位以下が確定しており、新井貴浩監督(48)は「来年はここ(1軍)で野球をやるんだと思ってほしい」とアピールに期待した。

 渡辺はうれしそうな笑みを浮かべ、1軍メンバーの輪に加わった。支配下新人の中で最後の1軍デビューとなるが、残り2試合でのアピールを誓った。

 「自分らしいスイングで(本塁打を)1本打ちたい。中途半端にいかず、やってきたことを出せるようにしたい。レベルの高い投手や打者がたくさんいると思うので、いいところを全部吸収して、来季は自分もそういう(いい)打者になれるようにやっていきたい」

 今季はここまでいばらの道だった。4月中旬には腰の疲労骨折が判明。約1カ月はコルセットを巻き、運動制限が設けられた。アマチュア時代は大きなケガや故障とは無縁で長期離脱の経験もなかった。それだけに何もできない日々が苦痛だったというが、地道にリハビリに取り組み、患部のケアに努めた。

 その期間でドラフト1位・佐々木が1軍で初安打を放ち、同2位・佐藤柳も6月29日の中日戦でプロ初登板初勝利をマーク。同3位・岡本も開幕から救援陣の一角で奮闘を続けていた。そんな同期の活躍を刺激に変え、6月25日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦で実戦復帰。以降は同リーグで打率・226、1本塁打、17打点の成績を残し、ついに1軍初合流を果たした。全体練習では三塁のポジションでノックを受け、フリー打撃後には朝山打撃コーチから、タイミングの取り方について助言を受けた。

 「体のどこかを動かしながらボールを待った方がいいんじゃないと(言われた)。僕は固まってトップに急に入るので、ちょっと足踏みしてもいいと言われたので、今日からやってみます」

 既にチームは今季の5位以下が確定し、来季を見据えた戦いを続けている。支配下の新人全選手が入団1年目から1軍舞台に立てば球団史上初。現在、先発転向を目指して2軍調整中の岡本を除く支配下の新人4選手が、1軍に同行中だ。ルーキー大集合。「(渡辺は)1軍に上がったことがないし、雰囲気とかも含めて経験させたかった。(みんな)来年はここ(1軍)で野球をやるんだと思ってほしい」。既に来季に目を向ける新井監督の期待は大きい。(長谷川 凡記)

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