パ・リーグ   ソフトバンク―西武 ( 2025年9月27日    ベルーナD )

<西・ソ>5回、栗原の適時二塁打で生還した川瀬(左)(撮影・尾崎 有希)
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 プロ野球のパ・リーグは27日、ソフトバンクが今季139試合目で2年連続23度目のリーグ優勝を決めた。通算23度は巨人の39度に次ぎ、西武に並び歴代2位タイ。小久保裕紀監督(53)はプロ野球4人目となる新人監督から2年連続となる優勝となった。序盤は主力の故障が響き5月3日まで最下位という異例のシーズン。6月後半までBクラスだったが、V字回復で日本ハムとのし烈な優勝争いを制した。

 一通の手紙が、ソフトバンク・川瀬晃内野手(27)を救った。

 送り主は、昨冬に子供を亡くしたファンの女性。「5月2日、僕がサヨナラを打った後に頂いた手紙で…」。書いてあったのは子供との別れ、野球観戦に行く気力が出なかったこと。そして、久しぶりの観戦だった5月2日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)。1点を追う9回2死満塁から代打・川瀬が逆転サヨナラ打を放ったこと、子供との思い出がよみがえったこと…。そして「これからまたホークスを応援するきっかけになった」という言葉だった。

 球団宛ての手紙だったが「引き取らせてください」と名乗り出た。試合直後でも読むことができるように、球場ロッカーで大切に保管している。「苦しい時とか自分がミスした時には読み返して、またその手紙で元気をもらったりしています」。サヨナラ打は2年ぶりの6連敗を阻止し、チームが浮上する転機となった一打だった。ただ、個人としてはうまくいくことばかりではなかった8年目。「今年はその手紙に助けてもらいました」と心底、感謝している。「なんて言うんですかね…野球をやっていて良かったなって思いました」と川瀬らしい優しい笑顔が浮かんだ。

 ファンからのプレゼントで一番うれしいのは手紙だという。「絶対に読んでいます。言葉にしてくれるっていうのが僕はうれしい」。通信手段の発達した令和の時代だが、手書きだからこそ伝わる思いもある。(昼間 里紗)

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