
スカウトの視察を受ける石垣(撮影・柳内 遼平)
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今秋のドラフト会議(10月23日)で1位指名が確実視される健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気投手(18)が22日、NPB球団の先陣を切って巨人、ヤクルトの2球団と面談した。ドジャースなど10球団前後のメジャー球団が交渉に強い意欲を示している逸材はNPB2球団との面談で何を話したか、聞いた。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)
――NPB12球団との面談がスタートしました。合計で1時間30分ほど。巨人、ヤクルトと面談してみていかがでしょうか。
「少し緊張感が高まってきました。自分の特徴であったり、今までで一番記憶に残っていることなどを話しました。野球の話もありましたが、半分くらいは人間性の話だったと思います」
――石垣選手から2球団に質問したことはありますか。
「健大高崎野球部には初動負荷トレーニングができる設備があるので、“初動負荷のトレーニング設備はありますか”と聞きました。巨人さんからもヤクルトさんからも“ある”と回答していただきました」
――NPB球団では最古の球団としての伝統を持つ巨人のスカウトが面談初日に来ました。
「(訪れた)お2人のスカウトの方が面白い方で、楽しく自分の評価のことだったり、いろいろと巨人のことだったりを知ることができてでよかったです」
――面談前のブルペン投球では初球から150キロを計測するなど絶好調でしたね。
「U18ワールドカップが開催された沖縄の赤土より、普通のブルペンの土の方が投げやすいので良い感覚でした。10割ではないですが、ある程度良い感覚で投げられてよかった。ドラフトまでブレることなくやっていこうと思います」
14日に決勝が行われたU18W杯(沖縄)で準優勝した高校日本代表では、MLBドラフト候補生が並ぶ米国打線相手に2試合で計4回1/3を無安打1失点。自己最速タイの158キロをマークした直球、スプリットのコンビネーションで封じ、視察した20球団以上のメジャー球団からの評価が急騰した。現在、ドジャース、フィリーズなど10球団前後が面談を含む獲得交渉に意欲を示している。
昨年は投打二刀流で高く評価され、ドラフト上位指名濃厚だった桐朋(東京)の森井翔太郎内野手がNPBドラフトを経ずに、契約金150万ドル(約2億2200万円)でアスレチックスとマイナー契約した。NPBドラフトでは契約金の上限が1億円+出来高5000万円と規定されているが、石垣獲得を目指すメジャー球団は「森井超え」の最大250万ドル(約3億7000万円)規模の好条件を用意しているとみられる。
◇石垣 元気(いしがき・げんき)2007年(平19)8月16日生まれ、北海道登別市出身の18歳。幌別西小1年から柏木ジュニアーズで野球を始め、登別西陵中では洞爺湖リトルシニアに所属。健大高崎では2年春から4大会連続で甲子園大会に出場し、2年春は全国制覇に貢献した。名は出産予定日を2週間過ぎても生まれずに「元気で生まれてほしい」と両親に命名された。1メートル80、78キロ。右投げ両打ち。
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