
<神・D>7回、ソロ本塁打を放ちベースを回る大山(撮影・亀井 直樹)
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【畑野理之の談々畑】阪神・大山悠輔が7回1死から左翼席へ11号ソロ。3ボールから竹田祐の高め直球を見逃して一塁へ少し歩きかけたがストライクとコールされ、次の146キロ直球を完璧に捉えてみせた。
直後の8回にタイラー・オースティンが11号2ランを放った時、サンテレビ中継でOB会長の掛布雅之氏が「サトテルは振る怖さがあるが、オースティンは振らない怖さがありますね」と解説していた。当たればどこまでも飛ばされそうな佐藤輝明の豪快なスイングは威圧感があり、一方でオースティンはオーラが醸し出す不気味さか…。大山も、どちらかといえば後者で、ひと振りで仕留めにくる恐怖感だろう。
大山は2回先頭の第1打席でも3ボールから1つファウルを挟んで5球目に四球。4回1死からはボール、見逃し、見逃しのカウント1―2からフォークボールを空振り三振している。つまり1打席で1スイングずつ。この日3回しかバットを振っていない。ちなみに佐藤輝は4打席に立ってストライクゾーンにきた10球は、全てスイングしている。
今季の阪神クリーンアップ3選手の全投球に対する内訳は
▼森下翔太(595打席)=空振り136、ファウル379、見逃しストライク485
▼佐藤輝(566打席)=空振り351、ファウル439、見逃しストライク254
▼大山(594打席)=空振り206、ファウル336、見逃しストライク372
数字からひもとくと掛布氏の言うように佐藤輝はとにかくバットを振っているのが分かる。森下は3人の中では待球傾向で空振りは少なめだ。そして大山はその中間…とタイプは明確に分かれている。それでいて大山は67四球を選んでおり、23年に続いて今年もリーグ最多がほぼ確定的だ。
「残り試合も少ないですし、個人としてもチームとしても、一試合一試合を大事にしていきたい」。今は勝敗にはあまりこだわらなくてもいいものの、CSへ向けての準備には気を緩めていないのがうかがえる。
阪神打線を大山の一発のみに抑えて4勝目を挙げた竹田だったが「ホームランを打たれたのは反省です」と表情を引き締めていた。本塁打争いで独走する4番打者の後ろにも、状態を上向かせているポイントゲッターが控えている。
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