<神・D>9回、4番手で力投する岩貞(撮影・須田 麻祐子) 
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 ベテラン左腕がCSキーマンに名乗りを挙げた。5番手の岩貞が、1回を零封。短期決戦を見据えて一気に状態を上げてきた。

 3点劣勢の9回に登板すると、1四球を献上も得点は許さず。9試合連続無失点として防御率も1点台に突入した。さらに、今季のDeNA戦は5試合に登板して防御率0・00と安定感を誇示。クライマックスシリーズでも対戦する可能性が高い相手に“キラー”ぶりを発揮した。

 甲子園で迎えた今季26試合目のマウンドはプロ通算300試合登板の節目。スコアボードにしっかりとゼロを刻んで仕事を果たし「300も通過点だと思うので、これからどんどん増やしていきたい」と前を向いた。

 今年でプロ12年目。即戦力の先発として13年のドラフト1位でタテジマに袖を通し、16年には初めて2桁勝利もマークした。20年からは中継ぎに配置転換され、岩崎とともにブルペンの精神的支柱として腕を振ってきた。

 言葉や振る舞いでブルペンの結束を固め、チームの勝利を何より欲する男。今季も昨季の勝ちパターンから登板するシチュエーションが変わった桐敷に「(登板が昨年より)ちょっと早くなるから同じ時間に食べてたら消化しきれないよ」と試合前の食事の時間に関して助言を送った。

 2度目のリーグ優勝を経験し、次なる目標は藤川監督を日本一の監督にすること。「チームが勝つために何をするべきか、ブルペンでも探しながら徹底していきたい」。頼れる背番号14の存在感が高まってきた。    (遠藤 礼) 

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