広島のファビアンとモンテロ(右)
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 広島のエレフリス・モンテロ内野手(27)が、盟友サンドロ・ファビアン外野手(27)とのシーズン100安打、10本塁打コンビ誕生に意欲を燃やしている。序盤に故障離脱があり、ノルマは残り11試合で9安打、1発。達成すれば、広島の新外国人選手では1977年のライトル、ギャレット以来48年ぶりだ。2人のドミニカンは「最後まで頑張る。チームが勝てるように」と声をそろえた。

 シーズン残り11試合となった最終盤。直接対決3試合を残すとはいえ、3位巨人とは5ゲーム差とあって、クライマックスシリーズ(CS)進出は限りなく厳しい状況だ。2人のドミニカンは、しかし、諦めることなく共闘を強調した。

 ファビアンが「可能性はゼロじゃない。だから、みんなと一緒に勝ちを重ねていけるように一生懸命頑張るだけ」と言えば、モンテロも「ファビと思っていることは同じ。進出の可能性がある以上は諦めずにやりたい」と言葉に力を込めた。

 ともに来日1年目。ファビアンは開幕から順調に数字を伸ばしてきた。ここまで145本の安打を放ち、打率・280。16本塁打、62打点はいずれもチームトップで「思っていた以上に日本の野球は素晴らしい。レベルが凄く高い」と印象を語る。

 モンテロは開幕直後に左脇腹痛に見舞われ、約1カ月半離脱。そこから巻き返し、打率・262、9本塁打、40打点をマークする。積み重ねた安打は91本。残り試合はわずかでも、節目の10発、100安打は十分可能で、本人も意欲をのぞかせる。

 「日本に来たのは、自分の成績だけじゃなくて、チームに貢献するため。勝つためのピースになりたいと思っている。でも、あと9本で100安打。ケガがあった中で打てたらいいことだと思う」

 広島の新外国人2人が1年目にそろってシーズン100安打、10本塁打超を放つのは異例だ。古くは75年のリーグ初制覇に貢献したホプキンス、シェーン。直近でも77年のライトル、ギャレットまでさかのぼる。いずれも優良助っ人として名を残す4選手だ。

 実に48年ぶりの100安打、10発コンビ誕生へ。盟友ファビアンをして「家族みたいな凄く近い存在」と言わしめるモンテロは「チームが勝てるように、みんなで頑張りたい。自分の100%を出せるように、最後まで頑張っていきたい」と全力プレーを約束した。(江尾 卓也)

 【広島新外国人選手のシーズン100安打&10本塁打コンビは過去2組】
 ○…広島新外国人選手のシーズン100安打&10本塁打コンビは75年のホプキンスとシェーン、77年のライトルとギャレットの過去2組だけ。今季ファビアンとモンテロで達成すれば48年ぶり3組目になる。各部門で見れば100安打コンビも前出の2組だけ。10本塁打コンビは前出2組以外に89年ロードン(22本)とアレン(11本)、09年マクレーン(18本、元西武)、フィリップス(15本)の過去4組が達成している。

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