西武・渡部聖
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 シーズンは143試合。選手は試合後、いろいろな感情を持って帰路につく。西武のドラフト2位・渡部聖弥外野手(23)はルーキーイヤーで自身のメンタルコントロールを大切にしている。

 7日のロッテ戦(ベルーナドーム)では9号ソロ。「チームは負けてしまったけど、やっぱりホームランを打てた日は気分よく帰れる。これって本当に大事だし、うれしい瞬間」。喜びをかみしめていた。

 もちろん毎日、結果が出るわけではない。全てが初めての1年目はシーズン終盤を迎えた。「こうしていきたいという明確な形がなかなか見つからず、長い時間を費やしました。でも、ようやく少し前から感覚をつかめてきて、今は凄くくいい感じ」。日々、感じたことをノートにまとめて引き出しを増やしている。

 特に重視しているのはポジティブ思考。開幕スタメンで1軍デビューし、3、4月の打率4割越えと鮮烈なデビューを飾った。一転、8月は月間打率・160。プロの壁に考え込む時期もあっても、「悩んで次の打席を迎えるのか、良いイメージを持って臨むのかでは結果を変わってくる」と、とにかく前だけを見て打席に立ち続けてきた。「打ちにいけていない、間が取れていない、上半身と下半身が一緒に出てしまう」。課題を文字にして可視化して対策を考えてきた。

 既にレギュラーとしての自覚も十分。順位が確定してくる終盤にどれだけ結果を出せるかに焦点を当てている。「シーズン終盤にもう一度、状態を上げることはとても大事。今はちょっとした糸口をつかめている気がするので、この流れを続けていきたい」。ルーキーとは思えない冷静さと自己分析能力が強み。西武のクリーンアップとして最後まで打席に立っていく。(記者コラム・福井 亮太)

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