<神・D>4回、近本は二盗を決める(撮影・北條 貴史)
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 阪神・近本が「2冠」へ向けて再発進を切った。5打席無安打に終わった前日10日から一転、チーム唯一の2安打1盗塁で、シーズン146安打&29盗塁。ともにリーグトップを死守し、自身初のW獲りとなる「最多安打&盗塁王」へまた一歩、前進した。

 「(4回の安打は)かなり大きかったなと思う。しっかり自分のスイングは崩さずに、しっかり振っていこうというのはあった」

 序盤3イニングは、DeNAの2年目右腕・石田裕に完全投球を食らった。「コントロールが良く、見逃し三振も多かった」と回想。一巡目は自身も含め、計4個の三振を喫していた。4回先頭の第2打席に、沈黙を破る鋭い左前打。続く中野の打席で二盗を決め、森下の決勝2ランを誘発。8回2死でも、2番手左腕・坂本の直球をしぶとく一、二塁間に運んだ。

 「盗塁も得点につながって良かった。(8回の安打は)ヒットになったので良かった」

 22年以来となるシーズン30盗塁に王手をかけ、通算200盗塁にもあと3盗塁とした。かねて個人記録の数字には無関心で、この日も「別にそこはあまり(意識が)ない」と受け流したが、大きな勲章に変わりはない。盗塁数は中日・上林、安打数は広島・小園、中日・岡林が当面の相手。追いすがるセ界の韋駄天(いだてん)を蹴散らし、覇権奪回のメモリアルイヤーに花を添える。(八木 勇磨)

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