【阪神大山悠輔】知られざる価値と献身。9年もの一塁ミットににじむ責任感

今季も主軸にどっかりと座る阪神大山悠輔内野手(30)の存在価値は、バット以外にもあります。23年から固定された一塁手として果たしている大きな役割と、彼が担う責任とは。随時企画「虎を深掘り。」で大山の知られざる“献身”に迫ります。



プロ野球2025.09.03 06:00





































































































メーカー所有の“ありもの”なじんで試合用に

8月24日、ヤクルト対阪神 5回の守備を終え笑顔でベンチに戻る一塁手大山

8月24日、ヤクルト対阪神 5回の守備を終え笑顔でベンチに戻る一塁手大山

三塁の佐藤輝から、二塁の中野から、さまざまな送球が大山のファーストミットに吸い込まれていく。

ワンバウンドが来ても柔らかい手さばきで拾い上げ、何もなかったかのような顔でボール回しを始める。一塁で大山が見せるさりげない動きや表情が、常勝・阪神をがっちり支えている。

使い込まれた愛用のミットに大山の「責任感」が詰まっている。

薄い茶色に黒を掛け合わせたオーソドックスなモデル。ただ、名前やロゴなどの刺しゅうは入っていない。実は、プロ1年目からずっと使い続けている「9年モノ」だ。

8月23日の神宮でのヤクルト戦で一塁守備に就く大山

8月23日の神宮でのヤクルト戦で一塁守備に就く大山

入団時は三塁がメインだったが、1年目の1軍昇格時に、一塁ミットも用意しておくよう命じられ、メーカーが保有していた“ありもの”を受け取った。いわば偶然の出会いだった。


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1977年6月生まれ、長野市出身。2003年入社。
約20年の取材歴の大半が野球担当。記者としては阪神、広島、オリックス、中日、高校野球などを歴任。現在は大阪を拠点に野球全般をカバー。評論担当も兼ねる。
取材で意識していることは「見えないものを見る」。アスリートの魅力、競技の奥深さを広い世代に届けたい。
趣味は旅行、料理、立ち飲み、お笑い、ドラマ、ウオーキング。喫緊の課題は高血圧。


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