<ヤ・広(18)>始球式を行う福沢尚翔さん (撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは30日、広島戦(神宮)で認定NPO法人「キャンサーネットジャパン」による冠協賛試合「ゴールドリボンナイター」を実施した。

 同ナイターは今年で4度目。「世界小児がん啓発月間」である9月を前に、球場に足を運ぶ一般の観戦者に「小児がんのことを広く知ってもらう」「小児がん治療中の子どもたちや小児がんサバイバーたちを応援する」ことを目的にしている。

 試合前には、がんサバイバーである三浦帆高君(10)と駒形詩苑君(13)が両チームに花束を贈呈。福沢尚翔君(12)が始球式を務めた。

 福沢君は11歳の時に「非ホジキンリンパ腫」を発病。抗がん剤の点滴治療などを受け、昨年12月に最後の治療が終わったという。

 23年3月のWBCを見てヤクルト・村上の活躍に勇気をもらった。この日は「一番好き」という、その村上と同じ背番号「55」のユニホーム姿でマウンドへ。投球はワンバウンドとなったが「凄く緊張したけど楽しくできて良かった。満点です」と笑顔で話した。

 ヤクルト・伊藤琉偉に花束を贈呈した三浦君は7歳の時に悪性リンパ腫に。入院を経て2年前に退院したが、現在も治療は続けている。「ずっとワクワクしていた。とにかく緊張した」という晴れ舞台。伊藤からは「ありがとう」と声をかけられたという。

 広島・二俣翔一に花束を手渡した駒形君は、12歳の時に「前駆B細胞急性リンパ性白血病」に。約8カ月の入院を経て、現在は中学校に戻れている。「ドキドキした」という駒形君は将来、人に役立つ仕事に就きたいと「医療従事者になりたい」と夢見ている。

 この日、スタンドには小児がんの子どもたちと家族約60人を招待。入場者にはゴールドのスワローズロゴ入りのリストバンドを4000個、小児がんの支援を呼びかける「がんは大人だけの病気ではありません」とのメッセージ入りのうちわを1万枚配布。選手もリストバンドを着用してプレーする。

 小児がんとは、0歳から15歳未満の子どもが罹患するがんの総称。日本では年間約2500人が小児がんと診断されており、最も多い子どもの死亡原因となっている。

 キャンサーネットジャパンの理事を務める、フリーアナウンサーの中井美穂さんも来場。「(ファンの)皆さんに少しでも小児がんのことを知ってお帰りいただければ」とスタンドに呼びかけた。

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