
<ヤ・神>阪神先発・高橋(撮影・須田 麻祐子)
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阪神・高橋遥人投手(29)が、22日のヤクルト戦(神宮)で6回3安打1失点と好投。ヤクルト戦は19年7月20日の一戦から登板7戦連続失点、試合前時点で勝率・200、防御率4・70はカード別ワーストだった。その天敵相手に完全復活した姿を証明。21年10月14日巨人戦以来、4年ぶりの2桁11奪三振の力投を披露した。チームを連敗回避に導き、貯金最多タイ26。優勝マジックも一つ減って「19」とした。
涼しい顔で、奪三振ショーを演出した。高橋が6回3安打1失点。わずか76球で、毎回の11三振。直球、カットボール、スライダー、ツーシーム…。全ての球種を自在に操り、ヤクルト打線を斬った。6回2死、自身にとってこの日最後の打者となった内山を外角から入ってくるスライダーで見逃し三振。ガッツポーズも見せず、淡々とベンチへと帰り、役目を終えた。
「ランナーをためずに投げられたかなと思います」
完全復活を証明する投球だった。2桁奪三振は、21年10月14日巨人戦以来。ヤクルト戦は試合前時点で通算勝率・200、防御率4・70はカード別ワースト、19年7月20日の一戦から毎試合失点を重ねていた。その天敵相手に圧巻の投球を披露。中8日登板も何のその。「ちょっとずつ(状態が)上がってきている」。言葉は控えめだったが、完全復活に確かな自信がにじんだ。
今季、リハビリ過程から外れた当初は、21年の投球フォームに戻すことも考えたという。「(手首の)プレートが外れたし、前みたいに投げられるかなって。どんなふうに投げていたっけ」と当時の映像を見返しながら、かつてのフォームのままキャッチボールを試投。しかし、それをすぐにやめた。「もっと腕をたたけるなって」。ウエートトレーニングで使える筋肉が増え、手術前よりも出力を出せると実感。体に合ったフォームを見つけることに決めた。
「いいフォームで投げることが大事なんじゃなく、いい球を投げることが大事だなと。過去じゃなくて、今一番ハマる投げ方をしたいと思って」
村上に左中間への一発を浴び、21年10月8日ヤクルト戦で西浦に献上して以来となるレギュラーシーズンでの被弾。しかし、左腕の好投が光り、チームの連敗回避で貯金最多タイ26。優勝マジックは「19」とした。かねて「自分は後から先発陣に加わった。置いて行かれないように」と語る左腕。今日の快投は、他の先発陣を追う立場どころか、引っ張っていくような投球だった。(松本 航亮)
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