パ・リーグ   日本ハム7―5楽天 ( 2025年8月17日    楽天モバイル )

5回、安打を放つ日本ハム・有薗(撮影・木村 揚輔)
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 またまた新星が出てきた。日本ハムの有薗直輝内野手(22)が17日、敵地での楽天戦に「6番・三塁」で出場し、プロ初の3安打を放ち猛打賞をマークした。13日のロッテ戦でプロ初安打&初打点を挙げたばかりの高卒4年目スラッガー。今季大ブレークしている達孝太投手(21)らと同学年の伸び盛りが、新庄剛志監督のスタメン起用に応える猛アピールを見せた。

 2軍で打撃を磨いた日々は無駄ではなかった。4年目・有薗がプロ初の猛打賞をマークした。3回1死三塁では左前適時打を放ち、プロ2打点目。2軍で対戦経験のある津留崎から放ち、「ファームで対戦経験のある相手だったので、イメージはできていました」と胸を張った。

 13日のロッテ戦から1軍に昇格し、同戦では通算23打席目でプロ初安打初打点を記録した。15日の楽天戦では9回に代打で中前打を放つなど、1軍では三振を繰り返していたこれまでとは違う姿を見せている。「使ってもらった時とかにしっかり結果を残さないと駄目だと思うんで、しっかりそこの準備をしていきたいです」と意気込む。

 今季は「相棒」と言う秘密兵器とともにスイングをつくってきた。このオフから、カチカチバットとして知られる「カウンタースイング」を普段の練習から使用。可動式のコマが2つ付いているトレーニングバットで、理想的なスイング軌道で振れた場合に、2つのコマが分離せずに「カチン」と音が1回だけ鳴る仕組みだ。

 昨年のオフにSNSでたまたまこのバットを見つけ、すぐさま購入。手打ちになる悪癖を直し、体のねじれを使って打てるようにするのも目的の一つで、「スイングがおかしくなったなと思ったら振っている。今年の僕をつくったものです」。実際にイースタン・リーグでは75試合に出場して、打率・314、16本塁打のリーグ2冠としっかり成長し、1軍でも成果を存分に発揮した。

 2勝9セーブをマークしている柳川、2勝を挙げた福島、デビューから7連勝とした達らと同学年の03年世代で、期待の大砲候補だ。万波や野村ら主力を温存した中で活躍を見せた22歳に、新庄監督は「右方向の打撃は、代打でも面白いかな。投手(の投球)を受けて打つことができている。間がある選手は使いたくなりますね」と称賛。優勝争い真っ最中でも、新星の登場はチームにとっては大歓迎だ。(田中 健人)

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