
<広島 資料> 打撃練習をする中村奨 (撮影・平嶋 理子) (8月12日撮影)
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広島・中村奨成外野手(26)が、今季終盤の「スタメン完走」に意欲を示した。5日に右肩負傷から復帰し、以降8試合のうち6試合が「1番・中堅」での先発。「来季はこいつを1番に…と思ってもらえるように」と、残り39試合に気合を入れる。きょう15日からのヤクルト3連戦(マツダ)ではカード別最高打率・412をマーク。し烈な外野争いを勝ち抜くためにも、まずは得意のツバメを撃つ。
2軍では抜群の成績を残しても、1軍に昇格すると途端に伸び悩む。そんな姿は過去の話だ。8年目にして打撃でキャリアハイを更新し、飛躍への階段を上り始めた中村奨。26年のシーズンにもつながる、今季残り39試合に気合を入れた。
「もちろん、残りの試合は全部出たい。ケガして(戦列を)3週間離れてしまった分を取り返したいし、外野手はたくさんいるので負けたくない」
7月16日のDeNA戦で右肩を負傷。肩鎖関節損傷と診断され、8月5日の復帰まで約3週間を要した。それでも以降の8試合のうち7試合で先発に起用され、6試合は「1番・中堅」。首脳陣の期待の表れで、意欲を示す「スタメン完走」にも現実味がある。
「結果が出る出ないは別に、良いもの悪いものがそれなりに分かってきたつもり。良いものが出たら、翌日もできるように確認するようにしています」
試合後は毎回、その日の打撃内容を映像などでチェック。いきおい、復帰後は無安打に終わったのが1試合だけで、コンスタントに打ち続ける。何より、長打率が格段に上がった。1~2割台で推移していたものが、今季は・426をマーク。特筆すべき数字だ。
「狙ってホームランや二塁打、三塁打を打ちたいとかあったんですけど、後ろにロング(長打)を打てるバッターがいるので。シングルでいいというか、ロングになったらラッキーぐらいの気持ち」
きょう15日から本拠地で3試合を戦うヤクルトには今季、カード別で最も高い打率・412を誇る。「どのチームでも打ちたい」のは当然ながら、外野の定位置獲りへの布石にするには、もってこいの相手と言えそうだ。
「今はいいように来ていますけど、まだ40試合ぐらいあるし、何があるか分からない。来季はこいつを1番にしてスタートするぞ…と思ってもらえるように頑張りたい」
バットで成長をアピールしつつ、謙虚に足元を見つめる26歳。今季終盤の39試合を来季につなげ、ライバルひしめく外野の定位置争いを勝ち抜く。(江尾 卓也)
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