<広・神>阪神先発の高橋(撮影・須田 麻祐子)
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 狙ったところにズバッと投げ込んだ。初回先頭の中村奨へ投じた初球148キロの直球から、3回先頭の佐々木の2球目まで16球連続ストライク。優位にカウントを進めて、広島打線を手玉に取った。

 「まあまあ、真っすぐがそれなりにちょっと良くなってきたんで、それがあったから多分(球数が)少なかったかなと思います。今日は少しは(チームの)力になれたかなと思います」

 謙虚な言葉で振り返ったが、立ち上がりから完ぺきだった。5回まで走者を一人も許さない完全投球を展開。6回先頭の佐々木に初安打を許したが、動じなかった。2死二塁から中村奨に左前打されるも、見事な中継プレーで二塁走者の佐々木は本塁憤死。7回は小園、末包に連打を浴びたが、モンテロを低めの変化球で空振り三振、最後は前川を右飛に仕留めた。

 7回を投げきり、要した球数はわずか69球だった。6奪三振、4安打零封に封じ込めて待望の今季2勝目。今季最速の151キロをマークするなど、直球も徐々に良くなってきており「バッターの反応的にもちょっと嫌がっている感じもあった。ここ何試合かで一番真っすぐが良くなってきてるんじゃないかな」と手応えを示した。

 昨年11月に左手首のプレート除去を終え、この日が復帰4戦目。今季最長の7イニングを、今季初めて無失点で終えた。女房役としてリードした坂本は「今日は真っすぐも良かったし球数も少なくテンポも良くいけたので良かった。投げているボールも全部凄い」と絶賛。この日はボールがわずか12球しかなく、驚異のストライク率82・6%を記録するなど、マウンドに立つたびに輝きが増している。

 今季最短となる中7日での登板となったが、結果が示すとおり心配ご無用。ここからさらにギアを上げ、白星を積み重ねていく。  (山手 あかり)

 ▽ストライク率 投球におけるストライクの割合を示し、「見逃しおよび空振りストライク+ファウル+インプレー打球」を総投球数で割って出す。ボールゾーンの球に打者が手を出したものも加えるため、単純にストライクゾーンに投げ込んだ割合ではない。今季の高橋は71・5%で、300球以上投じたセ・リーグの投手では巨人・マルティネスの71・7%に次ぐ2位。なお、同条件でパ・リーグ1位は日本ハム・加藤貴の71・4%。

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