1軍では15登板で防御率6.57

 オリックスの博志投手が、ファームで打たせて取る本来の投球を取り戻し、後半戦の1軍昇格に備えている。

「上(1軍)が必要とするまで、自分のできることをやるだけです」。酷暑の中、1か月以上続く2軍での再調整にも博志は、前を見据えた。

 2023年オフに、現役ドラフトで中日からオリックスに移籍した。1年目の昨季は、先発で起用されたほか、主に中継ぎとして32試合に登板。ピンチでの救援や3イニングの回またぎもこなし、ブルペン陣を支えた。今季は登板15試合のうち11試合で無失点だったものの、4試合で失点し、防御率6.57で6月14日に2度目の登録抹消となった。

 首脳陣の信頼を取り戻そうと取り組んだのが、ボールを低めに集めることだった。「ベルト付近にボールが集まると、いくらスピードがあっても打者に合わせられます。元々、ゴロを打たせるピッチャーなんで、そこを間違えず、投球術でどういう打球を打たせたいのかを考えています」と博志。ツーシームやカットボールを低めに集めて打たせて取る本来の投球をすることで、2軍戦での防御率は前半戦で1.37まで大きく改善された。

「段々、打ち損じや打たされたという打球が増えてきました。打者に気持ちよくバットを振らせないというピッチングはできつつあります」。1軍ではV奪還に向け、負けられない試合が続く。「大事な場面でチームの役に立ちたいと思います」と静かに出番を待つ。

〇北野正樹(きたの・まさき)大阪府生まれ。読売新聞大阪本社を経て、2020年12月からフリーランス。プロ野球・南海、阪急、巨人、阪神のほか、アマチュア野球やバレーボールなどを担当。1989年シーズンから発足したオリックスの担当記者一期生。関西運動記者クラブ会友。2023年12月からFull-Count編集部の「オリックス取材班」へ。

(北野正樹 / Masaki Kitano)

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