セ・リーグ首位を快走する阪神タイガース。創設90年を迎えようとしている老舗球団は各年代でどんな浮き沈みがあり、名選手がいたか。偉大な野手・投手の記録とともに成績で見るベストナインを選出してみた。〈全3回/第3回につづく〉

阪神で一番安打を打った捕手は矢野だった

 成績をベースに阪神タイガースの「歴代ベストナイン」を考えていこう。まずは野手から。各ポジションを安打数順で並べている。カッコ内は阪神の所属年で、加入前の前所属と移籍先もつけている。

〈捕手〉

矢野輝弘(燿大) 中日→(1998~2010)

1310試4267打1178安98本

510点13盗 率.275 OPS.735

田淵幸一(1969~78)→西武

1141試3845打1016安320本

735点14盗 率.264 OPS.920

梅野隆太郎 (2014~)

1053試3058打701安45本

303点39盗 率.229 OPS.620

土井垣武 (1940~49)→毎日

644試2370打676安28本

321点51盗 率.285 OPS.782

徳網茂 毎日→(1950~59)

782試2200打542安7本

226点37盗 率.246 OPS.576

 生え抜きではない矢野が最も多くの試合に出ている。藤川球児への好リードも印象的だった。田淵はONに対抗できた唯一のスラッガーだが、西武に移籍して一塁手に。現役の梅野が3番目に来るが、最近は坂本誠志郎の控えに回ることが多い。

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〈一塁手〉

遠井吾郎(1958~77)

1919試5281打1436安137本

688点22盗 率.272 OPS.740

大山悠輔(2017~)

977試3407打914安137本

551点16盗 率.268 OPS.791

渡辺博之(1950~57)→近鉄

882試2924打827安52本

417点76盗 率.283 OPS.732

藤本勝巳(1956~67)

1033試2979打756安113本

420点22盗 率.254 OPS.741

R.バース(1983~88)

614試2208打743安202本

486点5盗 率.337 OPS.1078

 渡辺は打点王、藤本は本塁打王をとっているが阪神の一塁手は地味な印象だ。わずか6年の在籍だが、三冠王2回のバースが強烈な存在感がある。現在の正ファースト、大山のさらなる成長に期待すべきか。

和田ら職人肌の二塁手の中で異彩を放つ岡田

〈二塁手〉

和田豊(1985~2001)

1713試5972打1739安29本

403点93盗 率.291 OPS.711

岡田彰布(1980~93)→オリックス

1554試5356打1485安245本

822点75盗 率.277 OPS.817

鎌田実(1957~66)→近鉄→(70~72)

1132試3363打784安17本

205点51盗 率.233 OPS.554

糸原健斗(2017~)

830試2471打666安12本

204点22盗 率.270 OPS.686

平野恵一 オリックス→(2008~12)→オリックス

662試2261打649安4本

116点28盗 率.287 OPS.680

 職人肌の二塁手が多い中で、強打タイプの岡田は中軸を打ち85年の優勝に貢献。5年目の中野拓夢が間もなくランクインするはずだ。

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