パ・リーグ   ソフトバンク4―5日本ハム ( 2025年7月30日    エスコンF )

<日・ソ>8回、適時二塁打を放つ周東(撮影・高橋 茂夫)
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 ソフトバンクは30日、日本ハムに4―5で敗れ、1日で首位の座を明け渡した。試合は首位攻防戦にふさわしい追いつ追われつの展開。8回に周東佑京内野手(29)の右中間を破る適時二塁打で同点とし、近藤健介外野手(31)の左前適時打で勝ち越しに成功したが、直後の8回に3番手・藤井皓哉投手(29)が逆転を許した。チームは1分けを挟んだ連勝が9で止まり、日本ハム戦の連勝も5でストップした。

 連勝が9で止まり、一夜にして首位から陥落。それでも劣勢をはね返し、一時は勝ち越す強さを見せた。2本のタイムリーを放った選手会長の周東は大きくうなずき3戦目を見据えた。

 「負けましたけど、いい試合だったんじゃないですか。(8回に逆転された)藤井にはいつも助けてもらっている。そこは別にしょうがないですし。(3戦目を)勝って終われたらいいのかなと思います」

 リードオフマンとして2安打2打点でチームを引っ張った。まずは2点を先制された直後の3回だ。2死三塁から日本ハム先発・北山の直球を左前にはじき返す。1点差とすると足でもみせた。リーグトップの27個目の盗塁を決めて2死二塁となり、ダウンズの遊撃内野安打に相手失策が重なる間に同点のホームを踏んだ。

 再び勝ち越されて2―3だった8回無死一塁も右中間へ同点二塁打を放った。6月は中盤以降に打撃の状態を落としたが、7月に入り復調し、打率・305はリーグ3位。「ボールの見え方がいい」と手応えを感じている。「ここ何週間は(いい状態が)継続できていると思います」と口にした。

 経験の少ない若手を鼓舞するシーンもあった。2回に右翼手・山本の適時失策で先制点を許した。3回に自らの適時打などで同点に追いつくと、その裏の守備に就く時に山本に声をかけ呼び寄せて肩を抱き、「同点になったし、打てば大丈夫だから気にしなくていいんじゃない?」と明るい表情で声をかけた。「山本にはバッティングがある。立場というか、僕も全然打ててなかったらそんなこと言えないけど、言える成績を残せているのがいいのかなと思うので」。首位攻防の熱い戦いの中で、チームの主軸として頼もしい姿だった。

 昨オフに手術した左膝のケアを続けながらの戦いだ。27日のオリックス戦では腰の張りのため途中交代するなど、決して万全の状態ではない。それでも走攻守でチームをけん引している。きょう31日にカード勝ち越しを決め、再び首位に立つ。 (木下 大一)

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