楽天・黒川
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 高卒6年目。楽しみな若手がまた一人、花を咲かせようとしている。楽天の黒川史陽内野手(24)だ。

 今春キャンプは1軍スタートも、2月上旬に上半身のコンディション不良で離脱した。しばらく試合から離れる日々が続いたが「自分だったらこうしているかな」と客観的に試合を見ることで、自らの引き出しが増えた。

 6月12日に1軍昇格すると、14日の阪神戦では延長10回で迎えた今季初打席で左前打を放ち、石原のサヨナラ打をお膳立て。翌15日には自らがサヨナラの適時内野安打を放った。7月に入ってからは主に「3番・二塁」に定着した。主砲の浅村が不振で2軍調整中のため、新外国人のボイトがDHに回る際には一塁での起用も増加。その中で、打率・308、1本塁打、10打点(18日現在)の数字を残している。

 不思議な縁もある。父・洋行さんは93年春に上宮が選抜で優勝した際の主将。当時、2学年後輩の1年生だったのが三木監督だ。黒川が19年ドラフト2位で楽天に入団したタイミングで1軍監督に就任。21年から昨季まで再度、2軍監督として成長を見守ってきた指揮官は黒川の「勝負強さ」を高く評価している。黒川も「チームが一本欲しいというところで一本打てるバッターになりたい」と話し、得点圏打率・353と期待に応えている。

 同学年には中島、武藤、1学年下には宗山らがおり「同世代が出始めてきているので負けたくない」。切磋琢磨(せっさたくま)しながら未来のイーグルスを担っていってほしい。(記者コラム・花里 雄太)

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