ソフトバンク・川口冬弥
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 10月生まれのソフトバンク川口冬弥投手(25)に、聞いてみた。

 「10月26日生まれなのに何で“トウヤ”なん?」。記者も10月生まれ。どう考えても秋やろ。この理論ならば、シュウヤやろ。その答えは、意外だった。

 「お母さんが“とうやー”って呼びたかったらしいです。兄の名前に季節は入ってません」。当て字らしい。それだけ、なんか。

 名は体を表すとはいうが、川口は“冬”っぽくない。シャウト系右腕だ。今季育成入団し、6月に支配下登録。同21日の甲子園での阪神戦で中継ぎでプロデビューしたが、1球投げるたびに叫ぶタイプ。寒くない。熱い。

 声を出している自覚はないらしい。顔はあっさりで、むしろ目鼻立ちはっきりのイケメン。季節感を感じさせない、このギャップが、何かいい。

 11日の楽天戦での通算4試合目。ビハインドの展開となったが、初めて2イニングを投げた。打者6人に対して3三振を奪うなどで零封で終えた。試合には拙攻で負けてしまったが、試合後に小久保監督が親指を縦に上げてサムアップポーズをする姿を初めて見た。

 「そうそう。ピッチャーは、良かったよ。いいです。いい戦力としてね」。川口は夏本番を前に認められた。

 「ナイスピッチング!」と記者が声かけすると、スタンドを見渡して声の主を探すなど天然なところもあるのが魅力だ。長い手足から150キロ超の直球と、キレのいいフォークを操る。まだ、他球団からも研究されていないため、活きも抜群にいい。冬まで、大胆に投げ続けてほしい。冬弥に対して、思っている。(記者コラム・井上 満夫)

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