2013年1月、北海道日本ハムファイターズのリーグ優勝に貢献し、オフを過ごしていた糸井嘉男(当時31歳)は、突然オリックス・バファローズへの電撃トレードを通達される。左腕・八木智哉とともに、木佐貫洋・大引啓次・赤田将吾と交換される2対3の大型トレードは球界を揺るがすビッグディールだった。ベストナインにも選ばれた糸井がなぜ……? 本人が当時の真相を明かした。【NumberWeb電撃トレード特集 全2回の後編/前編から続く】

――電撃トレードからまもなく、新天地オリックスに合流しました。

1月31日、キャンプインの前日でした。当時はまだ宮古島。マジで不安でした。オリックスの選手たちがウェルカムに迎え入れてくれたので、すごく救われたというか。やっぱり最初は嫌でしたよ。

――オリックスのチームメイトはどんな風に迎え入れてくれたのですか? 一番気遣ってくれた選手とか。

誰だろうなあ……坂口(智隆)ですかね。あとは、先輩で言ったら平野恵一さんとか。T(-岡田)もよく声をかけてくれましたよ。いまオリックスで監督している岸田(護)監督は同い年だったので、すぐに飯に行って酒を飲みながらいろいろ話しました。

――オリックスに合流する時には気持ちは吹っ切れていたのですか?

――ホテルの部屋で一人涙した糸井さんが前を向けたタイミングはいつだったのですか?

正直にいうと、あの1日だけ。そこからはずっと、日ハム戦だけは5割以上は打つ!見返してやる!と思ってましたから。もう絶対打つと決めてキャンプに臨みました。

――日本ハムとの初戦(2013年4月12日)、どんな感情でしたか?

言いましたよ、みんなに。「おい、わかってんな!体張っていくぞ!」みたいな(笑)

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball