2025年7月7日6時10分
DeNA対阪神 勝利し笑顔を見せる阪神藤川監督(中央)(撮影・鈴木正人)
<DeNA1-5阪神>◇6日◇横浜
なんとまあ、圧倒的なことよ。苦手の部類に入るDeNAジャクソンに対し、1回から森下翔太、佐藤輝明が連弾をぶちかまし、一気に阪神ペース。伊藤将司が好投する間に、中押しもダメ押しもあって、言うことなしの圧勝である。8連勝で貯金は今季最多の「15」にまで増えた。
試合前まで今季最多タイだった貯金「14」は交流戦で7連敗を喫する前の6月8日、オリックスに3連勝したときの数字と同じ。従って、この日の勝利で阪神はあの7連敗を払拭したということになるのだ。
勝ち続けているときに、ここで「強いで」と書いてもあまり面白くない…というのも変だが、正直、なんだかモゾモゾするのも事実。先日、指揮官・藤川球児と少しだけ話したときも、彼は「負けてると(そっちは)面白いでしょ?」と不敵な笑みを浮かべていた。まあ、そういうことでもないのだが、今回に限っては、なかなか強烈な状況になっていて目が離せない。
79試合を終えて46勝31敗2分けの貯金「15」となった阪神に反比例し、2位以下は苦しんでいる。この日、東京ドームで巨人を下した2位・広島は貯金「2」としたが3位・巨人以下は借金生活に。巨人、DeNAに6連勝した阪神がたたき落とした格好だ。
8日から阪神はマツダスタジアムに乗り込んでの広島3連戦である。ここで、もしも広島にも続けて勝って10連勝(!)などということになれば9日終了時点でセ・リーグの貯金を阪神が“独り占め”する可能性があるのだ。
仮定の話だが、その時点で広島は勝率5割に後退。借金「1」の3位巨人は8日から山形、福島で中日2連戦なので連勝しなければ9日終了の時点でそうなる。シーズンも80試合前後を消化してのこの状況は、やはり、強烈だろう。
実際、いまの阪神は強い。この試合にしても、フライ、ライナーで走者が封殺される併殺の場面が終盤に2つあり、すべてがうまくいっているワケでもない。それでも驚異の1点台チーム防御率、3、4番が打点王争いするなど、投打とも圧倒的な数字が強さを裏付けているのだ。
とはいえ、まだ前半戦。8連勝するなら8連敗する可能性だってあるし、油断はできない。何よりこわいのは故障者だろう。酷暑の中、体調も重要だ。いずれにせよ、この広島戦は1つのポイントになる。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)
DeNA対阪神 1回表阪神1死、本塁打を放った佐藤輝(右)は森下とハイタッチ(撮影・井上学)
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