
広島・佐藤柳
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広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)が、リーグ戦再開となる27日からの中日3連戦(バンテリンドーム)で、プロ初登板初先発に臨む。新井貴浩監督(48)が24日までに「ドラゴンズ(戦)は佐藤がいく」と明言した。前回18日のウエスタン・リーグ阪神戦で9回1死まで無安打の快投を演じた左腕。29日のデビュー戦に向け「1年目らしく、自分らしく投げたい」と意気込む。
満を持してのプロ初登板初先発だ。29日に敵地で中日相手にデビューする佐藤柳。この日は大野練習場で2軍投手陣と体を動かした後、25日からの1軍合流に備えてマツダスタジアムに荷物を持参した。待望の舞台は5日後。静かに闘志を燃やした。
「課題を持って取り組み、ここ何試合かは良かったと思うので上でも継続しながら。持ち味を出しながらやりたい。やってきたことは出せると思います」
今春は1軍キャンプを完走し、1年目から開幕ローテーション争いに参戦。3月中旬まで実績組に交じって1軍で“奮投”したが、同15日ロッテ戦で5回4失点の乱調。立ち上がりの課題が明白だったことから、先発枠争いを外れ、同18日から2軍で調整していた。
「初回の入り、先頭打者、球の高さ、変化球の精度とか。(課題は)挙げるときりがないけど、それら一つ一つ練習から意識し、試合で取り組んできたつもりです。前回はそれができたのかな…と」
前回18日のウエスタン・リーグ阪神戦(SGL)が圧巻だった。「できすぎです」と振り返る9回1死までノーヒットノーランの快投。井坪に快挙こそ阻止されたものの、プロで最長最多となる9回124球を投げ抜いて零封した。
「前回はボール球を振ってもらったり、甘い球を打ち損じてくれたり。9回を投げるのはプロで初めてだったので、そこはいい経験になりました」
ボール球を振らせたり、打ち損じを誘発させられたのは、切れがあるからこそだ。ウエスタン・リーグでは10試合2勝1敗、防御率2・95。新井監督は、リーグ戦再開後の先発候補への問いに「佐藤がいく。ドラゴンズでね。いい投球しているから」と明言した。
「(中日は)左打者が多く、中軸が右のイメージ。細川さんには(2軍で安打を)2本打たれていますし、そういう人の前に走者を出さないように。いけるならゼロで抑えたいけど、先輩に支えてもらいながら1年目らしく、自分らしく投げたいと思います」
当日は、故郷の宮城県七ケ浜町から家族が応援に訪れる予定だ。いざ、竜斬り。22歳左腕の初舞台に注目だ。(江尾 卓也)
◇佐藤 柳之介(さとう・りゅうのすけ)2002年(平14)11月1日生まれ、宮城県出身の22歳。東陵では2年秋からエースで、3年夏の宮城県独自大会は4強。富士大では1年春からリーグ戦に登板し通算11勝。4年秋にベストナインとMVPを獲得。24年ドラフト2位で広島入団。1メートル79、87キロ。左投げ左打ち。
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