
<D・ロ>初回1死、フェンス直撃の三塁打を放つ西川(撮影・長久保 豊)
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壮絶な打ち合いを制した。ロッテは22日、DeNA戦で今季最多の18安打を放ち、今季初の2桁得点となる10―9で競り勝った。ドラフト1位の西川史礁外野手(22)が初回にプロ初の三塁打となる左翼フェンス直撃打など、初めての猛打賞を超えて4安打1打点で勝利に貢献。一時6点差から1点差まで追い上げられるなど、両軍計30安打19得点のハマスタ大乱戦で何とか逃げ切った。
高々と上がった弾道が、左翼フェンスを直撃した。クッションボールが転々とする間に、西川が一気に三塁へ。足から滑り込んで三塁打。「(山本)大斗がホームランを打って、そこで自分が流れを切るんじゃなく、続こうという思いでした」というバウアーからの初回のプロ初の三塁打で波に乗った。
2回は2死三塁から右前適時打で7点目を叩き出した。4回も2死走者なしから右前打し2得点を演出。さらに6回も右前打と、プロ初の猛打賞を超える4安打をマーク。「毎打席、結果にこだわって、ヒットを打ちたいという思いでやっています」と両軍計30安打の乱打戦での1点差勝利に貢献した。
即戦力の右打者として期待されたドラフト1位。オープン戦では打率・410をマークし「1番・左翼」で開幕スタメンに名を連ねた。5試合連続安打を記録したが、すぐに壁にぶち当たった。打率・132で4月12日に2軍降格。再昇格した5月も打率・129と振るわず再び5月27日に2軍再調整となった。本来はステップで左足が着地してからの体の回転スピードが速く、ボールを呼び込むことができることが最大の長所。それが詰まることへの恐れと、結果を求めることで体の開きが早くなっていた。当時2軍監督だったサブロー・ヘッドコーチは「詰まりを怖がるな」と原点回帰を助言。さらにマリンガン打線と呼ばれた時代の調子維持の極意を学んだ。
「現役時代に福浦さん(現2軍監督)と“ホームランを打ったら反対方向”ってやった。そうしないと良い時期が続かない」とサブロー・ヘッド。教え通り、この日は引っ張った三塁打から3連続右前打を放った。
人生初の横浜スタジアムでの3連戦は3戦連続マルチ安打で計8安打。打率・206まで上昇させたルーキーは「いい方向に進んでいる。継続してしっかりやりたい」と力強かった。(大内 辰祐)
≪最多は43安打≫DeNA―ロッテ戦は両軍合計30安打(ロ18、D12)の乱打戦。交流戦の両軍最多安打は10年6月7日オリックス―広島戦の43安打(オ25、広18)だが、30安打は今季最多で昨年6月15日オリックス―ヤクルト戦の32安打(オ19、ヤ13)以来。また、この日のスコアは10―9。交流戦の両軍2桁得点は過去8度。直近は15年5月28日のロッテ12―10広島。DeNAがもう1点取っていれば10年ぶりの記録だった。
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