<タイガース×レッズ>得点を喜ぶタイガースのジョーンズ(右)とトーケルソン(AP)
Photo By AP

 タイガースは13日(日本時間14日)、本拠でレッズを11―5で下した。46勝25敗、貯金21はア・リーグトップの成績だ。

 昨季は終盤戦31勝13敗という驚異的なフィニッシュで86勝76敗。ワイルドカード枠でポストシーズンに滑り込んだ。しかし、今年はア・リーグの本命である。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」がタイガースの強さを分析している。

 今季開幕カードでは前年王者のドジャースにスイープされた(3連敗)ものの、それ以降タイガースがシリーズを落としたのはわずか4回。タリク・スクバルというMLB最高の投手を擁しているが、「大事なのは勝てるという自信がついたこと。ドジャースやパドレスといったチームを見て自分たちは格下だと思うのではなく、互角に戦えると信じるようになった。そういった自信はチーム全体に波及するし、今のチームはその感覚を手放していない」。今季ドジャースから移籍したベテランのジャック・フラーティ投手は話す。

 もっとも、ドジャースやメッツのようなスター軍団と比べれば、タイガースは地味だ。データサイト「ファングラフス」のWAR(勝利への貢献度)上位35人に、タイガースの野手は1人もいない。チームは本塁打数でメジャー10位、盗塁数は最下位。しかし、ジョーイ・コーラらコーチ陣は毎日、「次の塁にいかに進むか?」を選手たちに問い続けている。相手投手がボールをよくワンバウンドさせるか、捕手が球をそらしがちかなど、細部への意識付けが根付いている。結果、ベースランニングによる得点貢献(Base running runs above average)は4・2とMLB全体で4位だ。

 春のキャンプでは、走塁練習の多さに他球団から来た選手たちは驚いたという。「うちの得点はほとんどそこから生まれている」とライリー・グリーン外野手。自チームの地味なスタイルに笑いながら、こう続けた。「それで最後に犠牲フライで1点入れる。ほんの小さなことの積み重ね。俺たちは小さなことをしっかりやろうとしている」。

 「Everything matters/全てに意味がある」

 それがヒンチ監督の教えであり、選手たちはそれを忠実に実行している。スローガンはチームのTシャツにもプリントされている。とはいえ、世界一になるには補強が必要だろう。スコット・ハリスGMは「トレード期限で絶対に動かせない選手はいない」と発言した。「ジ・アスレチック」のプレシーズンランキングでは、タイガースのファームシステムは30球団で7位である。

続きを表示

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball