
ジャイアンツのウェブ(AP)
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ドジャースの山本由伸投手(26)が13日(日本時間14日)のジャイアンツ戦で投げ合うのが、相手エースのローガン・ウェブ(28)だ。
ゴロを打たせる投手で、23年が216イニング、24年が204・2イニングと長い回を投げる。一方で三振率は22・8%、20・5%と、メジャー平均か平均以下だった。ところが、今季はここまで28・5%である(山本は29・6%)。
データサイト「ベースボールプロスペクタス」がその変貌ぶりを分析している。ウェブが「三振型投手」でなかった最大の理由は、シンカーにある。今でも投球の主軸はシンカーであり、ゴロを打たせる。今季のシンカーの使用率は37・7%で、昨季の40.4%から少し減った程度だ。それでも奪三振が増えている。
空振りを生む役割を担っているのは、まずはフォーシームだ。ウェブにとってフォーシームはキャリア初期の主力球種で、19年は42・6%も投げていた。エースに成長したのは、この球を実質封印してシンカーに切り替えてから。それを今季は6・9%と、決して高くはないものの無視できないレベルまで使用率を上げ、その空振り率は41.5%だ。ゾーンの高めにうまく投げている。
加えてチェンジアップ。使用率は去年の30・9%から19・5%に減ったが、被打率が62ポイント下がり、空振り率が16・6ポイント上がり、より強力な武器になった。言うまでもなくフォーシームとチェンジアップは互いを引き立て合う存在である。
カウントが浅い段階では、ウェブは依然として三振を取りにいく投手ではない。シンカーでアウトを取りにいき、このスタイルゆえ、毎年多くのイニングを投げられる。だが、ツーストライクに持ち込んだとたん、今年は別人になる。もはや打者をショートゴロに打ち取ることが目標ではない。自身の武器を最大限に活かして三振を奪いにいく。フォーシームを「空振りを取る球」として復活させ、ゾーン上で釣って三振を奪い、チェンジアップでも昨年より2倍多く空振りを奪っている。
ウェブはここまで101奪三振、ナ・リーグで3位につけている。このスタイルの変化はチームメートで、サイヤング賞受賞者であるロビー・レイやジャスティン・バーランダーと会話を重ねた結果、もたらされたそうだ。
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