決して楽とは言えないDeNAブルペン陣の台所事情にあって、頼りになる剛腕ぶりを見せているのが来日2年目のウィックである。筋骨隆々の体から放つ豪速球でピンチをねじ伏せるカナディアンに、活躍の秘訣を語ってもらった。〈全2回の1回目/つづきを読む〉
昨年2月、初めて日本の地を踏んだ横浜DeNAベイスターズのローワン・ウィックに自身のキャリアの歩みについて尋ねると、静かな風情を漂わせ次のように言った。
「クリスマスの朝、プレゼントを開けるような気持ちで明日を迎える。もう1セット、多く走ってみる。もう1セット、トレーニングをやってみる。そういった気持ちで今日1日を過ごし、明日へと繋げていく。シーズンをそうやって重ねることで、いつか振り返ったときに誇ることのできるキャリアにしたいんだ」
今やチームにとってなくてはならないセットアッパーであるウィックは、今シーズンここまで17試合に登板し、3勝0敗、11ホールド、1セーブ、防御率0.50(6月2日現在)と、ほぼ完璧に仕事をこなしている。
「2年目ということで、すごく落ち着いた状態で日々を過ごしているし、必要なアジャストメントもできていると思います」
MAX160キロのストレートを軸に、ブレーキの効いたカーブを低めに集め、パワーと緩急で打者を翻弄する。本人が言うように非常に適応できており、チームに安心感を与えている。
その投球の秘訣を尋ねるとウィックはユーモアを込めて言うのだ。

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