<神・D> 3回、同点の本塁打を放つ牧(撮影・須田 麻祐子)
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 DeNAの牧秀悟内野手(26)は1日、阪神戦で同点の1号ソロを含む2安打3打点の活躍で、7―1の快勝に貢献した。チームは3勝1敗とし、敗れた巨人に並びリーグ首位に浮上した。同学年の相手エース・才木浩人投手(26)から、値千金の今季初アーチ。3月のプレシーズンゲームではドジャース・大谷翔平投手(30)を封じた右腕を攻略し、通算100本塁打に王手をかけた。

 相手は「プレミア12」で同僚だった同学年の快腕才木だった。実力を知るからこそ、牧は覚悟を決めた。初球のストレートからいく!「狙った球をしっかりと打て感触も良かった。2アウトで流れも相手にやりたくなかったですし、一球で捉えられて良かったです」

 0―1の3回2死。初回は遊ゴロに封じられたスラッガーは、第2打席で的を絞った。真ん中高めの152キロ直球。信じて振り抜いた打球は、左翼席に飛び込む今季1号同点ソロだ。「スーパーピッチャーで追い込まれたら打てない。その前に決着をつけるか、つけないか」。虎のエース相手の攻略法を実践した主将は堂々ダイヤモンドを一周。「デスターシャ」も披露した。

 チームスローガンに「横浜奪首」を掲げたチームを頂点に導くため、才木は避けて通れない相手だ。3月16日、ドジャースとのプレシーズンゲームに先発し、5回1安打無失点に封じた右腕の快投をテレビで見ていた。この日対戦するイメージも、画面を通じてつくった。それでも「抑えてくれという気持ちもあった」と侍ジャパンの同僚を応援もしたという。2年前に片膝弾を浴びた大谷を、空振り三振と中飛に抑え、世界一軍団を牛耳る姿に胸は熱くなった。

 過去通算16打数5安打、打率・313、1本塁打と相性はいい。昨季は6打数1安打と抑えられながら、10月12日のCSファーストS初戦では2安打して日本一へ弾みをつけた。「打って抑えて」のライバル関係。「面白いヤツですし、雰囲気を明るくしてくれる。どのチームでも欠かせない存在ですよ」と敬意を表しながらも、5年目での通算100号に王手をかけた同点弾で、11安打7得点した打線に勢いをもたらした。9回には4番手の石黒からダメ押し2点中前打を放ち、2安打3打点とけん引した。

 これで開幕4戦で3勝1敗。巨人と並んで首位に立ち、「横浜奪首」実現に向かい動き出した。三浦監督も「あの形ですぐに追いついてくれた」と感謝した一撃を振り返り、「このカードの初戦が凄く大事だと思っていた」と牧。貯金2のリーグ3位から史上最大の下克上を果たし日本一に輝いた昨季、唯一逃した27年ぶりリーグ優勝という目標へ、足取りは力強い。(大木 穂高)

 ≪通算100本塁打の最速記録はブライアント≫牧(D)が今季1号を放ち、通算100本塁打に王手をかけた。牧の通算出場試合数は552試合。600試合未満で達成すればチームの日本人では80年田代富雄507試合、07年村田修一511試合、16年筒香520試合、05年多村仁529試合、63年桑田武534試合、09年吉村裕基550試合に次ぎ、7人目。なお、通算100本塁打の最速記録は90年ブライアント(近鉄)の246試合、日本人では19年山川(西=現ソ)の321試合。

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