1985年11月3日付紙面
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 球団創設90周年シーズンを迎えた阪神。NPB元年1936年を起点とするなら阪神と同じく初年度から参入の中日(当時名古屋)、オリックス(当時阪急)が掲げる来年2026年が90周年だが阪神は35年12月10日に球団が発足しているため36年1月発足の両球団より早い今季が90周年。同じ理由で巨人は前身の大日本東京野球倶楽部が34年12月26日発足で昨季90周年を迎えている。

 古参を誇る球団の一方でヤクルトや日本ハムはあくまで現体制を起点にカウントするなど歴史の捉え方はさまざまだが、今回のような「十年紀」のシーズンはチームロゴなどが特別仕様となり、気合の入り方が違う。阪神の場合、創設50周年の85年に初の日本一になった。70周年の05年は岡田阪神初V。一方で60周年の95年は球団ワーストの84敗(46勝)を喫して最下位という苦い過去も含め、10年の節目は何かを期待させる。

 今回狙う90周年Vに記録的な要素を加味するなら、ゴルフのエージシュート(自分の年齢と同数以下のスコアでホールアウト)にならって「〇周年と同数以上の勝利で優勝」の“エージV”を目指すのはどうだろう。勝率5割以上、今季なら72勝=72周年以上の球団に価値のある記録。ハードルは高く、80周年以上の5球団(巨、神、中、オ、ソ)の達成は14年巨人の80周年82勝、24年ソフトバンクの86周年91勝の2例だけ。近年では23年の阪神が88周年85勝、同年オリックスも87周年86勝でわずかに届かず。24年に90周年Vを飾った巨人は77勝だった。

 ちなみに阪神のシーズン最多勝は03、05年の87勝。次いで前回優勝23年の85勝。新記録への挑戦になるが、90勝以上は昨季ソフトバンクの91勝まで延べ10球団が記録しており、不可能な目標ではない。新たな十年紀の伝説に期待したい。(記録担当・桐山 章)

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