
長寿コラムが日刊スポーツ・コムからお引っ越し DeNA松尾汐恩への厳しい指摘から
2019年まで中日2軍バッテリーコーチとして若手を育成してきた田村藤夫氏(65)が、ファームで目にとまった選手や期待の若手選手の現状をチェックする「田村藤夫のファームリポート」。
連載201回目! はDeNA松尾汐恩捕手(20=大阪桐蔭)。今回から「日刊スポーツ・コム」から引っ越して、じっくりと送ります。
プロ野球2025.03.14 06:00
「田村藤夫のプレミアムリポート」連載一覧
お陰さまで「田村藤夫のプレミアムリポート」の連載が100回に到達しました。飛躍を期して鍛練を積む若手を、田村氏が親身に取材。「日刊スポーツ・プレミアム」の看板コーナーに育ちつつある長期連載を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【連載201】<ファームリポート:教育リーグ・DeNA0-3西武>◇8日◇横須賀
DeNAの松尾捕手の守備に焦点をあてて詳しく解説する。
このファームリポートも、201回目を数えるまでになった。6年前、このコーナーを始める際、ファームで1軍昇格を目指す選手の奮闘ぶりと、長所や課題をありのままに熱心なファンにお届けしたいと考え、スタートした。
今回、松尾捕手に対してかなり厳しい指摘となったが、捕手育成の専門家としてのひとつの意見を、松尾捕手には、成長するための苦言として、よく考えてほしい。
これから解説する松尾の配球は、打たれた結果論を踏まえての指摘になる。
結果を見て後から「こうすれば良かった」「こうだったから打たれなかった」という評論が、現役選手にとっていかに悔しいか。それは私もよく理解している。
そこを踏まえても、やはり現役選手はその屈辱、悔しさを成長するエネルギーに変換する学習能力がなければ、前には進めない。
それも、私は経験者として自信を持って言えることだ。結果論と済まさずに、耳を傾ける気持ちがあるか、ないか。そこが特に捕手には必要だと信じるからこその、辛い指摘だと受け止めてもらいたい。
5回表、スコアは0-0。2死走者なし。
DeNAのバッテリーは伊勢―松尾。
風は左翼から右翼に吹いていた。打席には左打者の元山。
本文残り59% (1821文字/3081文字)

1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。

NPBHUB.COM | The Fanbase of Nippon Baseball & Nippon Professional Baseball