2025年2月20日11時0分


















平田勝男2軍監督(2025年2月8日撮影)


平田勝男2軍監督(2025年2月8日撮影)


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>


沖縄・具志川で準備の大切さを改めて実感した。

阪神の春季キャンプ。第4クールの具志川キャンプで、平田勝男2軍監督(65)への取材でタイブレークの話題になった。今季から2軍戦で延長10回からタイブレークが試験的に導入され、開幕からは無死一塁。シーズン途中から無死一、二塁と塁状況が変更されることは知っていた。「ちょっとやり方が変わるやん。知ってる?」と問われたので、「前半と後半でやり方が変わるみたいですね」と返した。すると平田2軍監督が「何月までや?」と切り込んだ。

時期についてはあいまいだった。必死に記憶から引っ張り出して「6月末くらいだったと思います」と返答。取材後に確認すると「開幕から6月22日まで」と「6月24日からシーズン終了まで」と分かれており、おおよそ合っていた。「勉強しておいて良かった」とホッとした。

タイブレーク制の試験導入には平田2軍監督も理解を示していた。「ファームの場合はいろんな試すというのか。メジャーもピッチクロックでゲームの時間を短縮しようということ。そうなると日本でも延長12回じゃなくて(10回から)タイブレークが導入される可能性があるからね」。2軍でも昨季、「ファームタイマー」が設置。走者がいない場合のみ15秒の計測があり罰則はないが、投球間の時間の可視化を図った。

時間短縮では、高校野球で7回制が議論されており、平田2軍監督も「高校野球でも7回の時代でしょ?世界大会とか」と現状を振り返っていた。そのとき「なんで野球は9回なんやろ?」と疑問を記者にぶつけた。これは考えたこともなかった。調べると、19世紀中頃に米国で始まった野球の原型では「21点先取制」だった。しかし、試合時間が長すぎたために話し合い、「9回制」となった。

原点も原点。野球9回制の理由までは知らなかった。疑問を持って、つきつめることは重要だと気づかされたと同時に、どんな状況でも対応できる準備は大切だと痛感した。

ウエスタン・リーグの開幕は3月14日で、新たに開場する「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」で広島を迎える。タイブレーク制とともにベンチ内へのタブレット持ち込みも試験導入。どのような準備をするのかにも注目したい。【林亮佑】




明るい表情を見せる平田勝男2軍監督(2025年2月7日撮影)


明るい表情を見せる平田勝男2軍監督(2025年2月7日撮影)






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